横綱・白鵬「モンゴル国籍で一代年寄」貴乃花親方落選で現実味!?の画像
横綱・白鵬「モンゴル国籍で一代年寄」貴乃花親方落選で現実味!?の画像

 成田山新勝寺の節分会で、久しぶりに相撲ファンの前に姿を見せた横綱・白鵬。元気に豆まきしたところまではよかったものの、「初場所を途中休場した理由の怪我が癒えないようで、人に付き添ってもらわないと階段を下りられない状況でした」(若手相撲記者)

 かち上げにも批判が殺到し、引退もチラつく白鵬。元後援会長である服部眞司・横須賀エフエム放送会長も「モンゴルに帰って政界に進出する。それが本人にとっても一番いい選択」と、提言するほどだ。だが、そんな白鵬が内心、ほくそ笑んでいるという。「同郷の元朝青龍が、理事選の結果が判明するや、ツイッターにひと言、“笑いますね”と投稿。これが、白鵬の気持ちを代弁したものだ、という憶測も飛び交いました」(前出の記者)

■日馬富士の事件で父が激怒

 しばしば対立が取り沙汰されてきた白鵬と貴乃花親方だけに、さもありなん。だが、白鵬が最も喜んだのが、自身の“野望”に一歩近づいたことだという。「ズバリ、史上初の“モンゴル人親方”になることです。現在の協会のルールでは、力士が引退後、親方として協会に残るには日本国籍の取得が不可欠。ただ、白鵬は歴代優勝回数更新などの“歴史的快挙”を武器に、特例を狙っているという話です」(同)

 その野望を阻む高い壁が、実は貴乃花親方だった。「それは難儀。(白鵬には)日本で育てられた力士という意識を持ってもらいたい」と、かねてから否定的な見解を示していたのだ。「そもそも、白鵬が帰化しない理由には、モンゴル相撲の元横綱で祖国の英雄でもある父親の反対があります。しかも、今回の暴行事件に白鵬が同席していたことで、父は激怒。昨年春頃には日本国籍取得に対して態度を軟化させていましたが、“相撲から手を引いて国へ戻れ”と帰化計画を白紙にするよう迫ったそうです」(ベテラン相撲記者)

■日本に残らざるをえない事情も…

 とはいえ、白鵬には日本に残らざるをえない事情もある。白鵬の元後援会関係者は次のように語る。「妻である紗代子夫人は徳島の資産家の令嬢で、現在、長女、長男ともに慶應幼稚舎に通わせています。都内ベイエリアでのセレブ暮らしを満喫している夫人が、夫のモンゴル帰国など、許すはずがありません」

 ゆえに、モンゴル国籍のまま親方になるという野望は、どうしてもかなえたいところだろう。「理事選に落ちた貴乃花親方は、もう協会の運営には口出しできない立場です。白鵬の言いなり状態の八角理事長体制が長期化すれば、特例もありえない話ではありません」(夕刊紙記者)

 前出の元後援会関係者は、こう続ける。「将来的には、モンゴルから有望な力士を集めて育て上げ、彼らの引退後には、部屋を持たせて“モンゴル一門”を作りたいそうです」 白鵬の野望の行方は――。

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