なぜ冬至にはかぼちゃを食べ、柚子湯に浸かるのの画像
なぜ冬至にはかぼちゃを食べ、柚子湯に浸かるのの画像

 毎年、12月22日ごろに「冬至」(とうじ)が訪れる。冬至の日には、かぼちゃ料理を食べたり、ゆず湯に入ったりといった風習がある。今回は冬至の由来や風習について解説してみたい。

■「冬至」とは?

 北半球で1年のうち太陽が最も低い位置に来る日を「冬至」という。古代中国で考案された「二十四節気」のなかの1つでもある。冬至の日の太陽黄経は270度となり、日照時間が最も短くなり、夜が最も長くなる。冬至は“太陽の力が最も弱まった日”ともされていて、冬至の日を境にして太陽が生まれ変わって再び力をつけてくるということで、世界各地では冬至の祝祭がおこなわれている。

●冬至はいつ?

 冬至は「毎年何月何日である」と固定されておらず、その年によって変動がある。ただ、基本的には12月20~22日あたりであることが多く、1956年以降は2202年までずっと12月21日もしくは12月22日となっている。

・2018年……12月22日
・2019年……12月22日
・2020年……12月22日
・2021年……12月21日
・2022年……12月22日
・2023年……12月22日
・2024年……12月21日

 近年のスケジュールを見ていくと、12月22日である年が多く、2~3年おきに12月21日が冬至になる。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6