●冬至の反対は「夏至」

 冬至とは反対に、北半球で1年のうち太陽の位置が最も高くなり昼の時間が長くなるのが「夏至」(げし)である。太陽黄経が90度に達する夏至も、冬至同様その年によって日付が変動するものの、近代に入ってからは毎年6月21日もしくは6月22日のいずれかである。特にここ数年は、夏至が6月22日となった年の翌年がうるう年という状況が続いていた。しかし、2019年6月22日の夏至を最後に、2020年から2055年までの夏至は6月21日になる。

 ちなみに、夏至の日は太陽の位置が高くなるとはいえ、梅雨の時期であるため、日本において猛暑を感じることはほとんどない。

■「冬至」の食べ物

 冬至は太陽が出ている時間が短いことから“死に一番近い日”とも考えられており、病気にかからないよう願いをこめて、かぼちゃを食べたりゆず湯に浸かったりする風習がある。冬至の日に好まれる食べ物は、縁起が良いことに加えて、栄養が豊富で病気予防の効果が期待できるものが多い。12月中旬に入ると、スーパーなどでは冬至に備えてドジョウや小豆が積極的に販売されている。

●「ん」のつく食べ物

 冬至の日は、名前に「ん」が含まれている食べ物を食べることで「運盛り」(縁起を担ぐこと)ができて、運気が上がる、運が呼び込めるといわれている。「ん」のつく食べ物として挙げられるのは、人参(にんじん)、大根(だいこん)、レモン、うどん、金柑(きんかん)、銀杏(ぎんなん)、インゲン、寒天(かんてん)、蓮根(れんこん)、など。

 単に「運盛り」だけでなく、しっかり食べて栄養をつけて冬を乗り越えようという意味も込められている。ちなみに土用の丑の日は「う」のつく食べ物を食べて夏を乗り越えようということで「鰻(うなぎ)」が定着している。

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