■独特の流儀がある!? 粋でいなせな「縁起熊手」の買い方
(1)同じ露店に行く
縁起熊手を売る露店はたくさん出店するが、毎年同じ店で購入する人が多い。初回はじっくり見て回って露店選びを楽しもう。
(2)小さいものから選ぶ
縁起熊手は小さなものから買い始めるのが基本だ。毎年大きくしていくことで、前年より多くの幸運や金運をかき集められるとされているからだ。1000円前後の小さくてシンプルなものから、数十万円する大きくて豪華なものまでそろっている。
(3)値切る
縁起熊手は露店の人を相手に値切り合戦をしてから購入するのが定番だが、値切った金額は店へのご祝儀にするという習わしがある。これは粋でいなせなことを好んだ江戸っ子流儀であり、関西エリアではあまり見られない。
(4)手締めしてもらう
きっぷのよい買い方をすると、店の関係者が集まって盛大な手締めをしてくれる。この手締めが、さらなる福を呼び込んでくれるともいう。
(5)持ち上げて帰る
購入した縁起熊手は、正面を前方に向けて高々と掲げるようにして持ち帰るのがよいとされている。福を落としたり、悪運をかき集めてしまわないように、買った後は寄り道せずに家や会社に戻ろう。