パチスロ勝利の隠し味 松本バッチ
第59回「パチスロ新時代にむけて」

 随分と前から、「パチスロの規定(ルール)が変わる」という話が出回っていたと思いますが、いかがでしょうか。実際に打っていて、その感覚には出会いましたでしょうか。

 具体的にいうと、今後新たに作られるパチスロ台は、最新の規定によって作られた「6号機」というくくりになります。なので、今もし皆さんが味わっているとしたら、それはまだ「5.9号機」のパチスロになるわけですね。今回は、そのルールなんかにも軽く触れながら、僕の感触なんかもお伝えさせていただければと思っております。

 まずは、「5.9号機」に関して。ここ1、2か月でさまざまな5.9号機がデビューしましたが、まず5.9号機の大きなルールはこう。

●基本的に、出玉を増やすART等の当たりやすさに設定差は作らない
●そのARTは1ゲームあたりの純増2枚ぐらいまでで、長く続いても1500ゲームで終わり

 僕たち打ち手が感じうるところは、このへんでしょう。それに基づいて実際にデビューした機種たちを見てみると、大きくわけてこの3タイプ。

●ボーナス+ART
●ボーナス+RT(リプレイ確率がアップするだけで、純増は良くても微増レベル)
●ボーナスメイン

 正直、ボーナス+RTとボーナスメインのパチスロに関しては、そこまで大きな影響を受けてない印象です。ボーナスメインのものは5.9号機だと言われなければ気づかないでしょう。

 特にボーナス+RTのものに関しては、ここしばらくこの手の台がなかったため、打ったことのない方は逆に新鮮かもしれません。イメージとしては、おもな目的はボーナスを引くこと、そしてそれをRTでつなぐこと。とにかくボーナスを引かなければ勝てるわけがない、という仕様です。

 そして最も大きな変化を遂げた、ボーナス+ARTタイプ。デビューした機種を見てみると、確かにちょいと癖がある。ARTの当たりやすさに大きな設定差がないため、ボーナスを引くタイミング次第では高設定でも負けてしまう。逆にボーナスが当たりにくい低設定域でも、引くタイミングさえ良ければ高設定を凌駕できる。

 ただ驚くことに、5.9号機には「ARTは1500ゲーム続いたら終わらなければならない」という規制が存在します。これにより、僕は上乗せ等が起こりにくいタイプが生まれてくるなと予想していたんですが、むしろ逆。1500ゲームで終わるんだったら、1500ゲーム走りきってナンボのスペックが出てきたこと。上乗せ性能がむしろ上がっているんじゃないかと思わせるほどです。

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