平昌オリンピック「株を上げた人・下げた人」

 連日、氷も溶かすような熱戦が続いた平昌冬季五輪。数々の名シーンが繰り広げられた。

■羽生結弦や小平奈緒の金メダルに感動

「代表的なのは、やはりケガからの復帰戦で見事、連覇を果たした男子フィギュアの羽生結弦(23)。女子スピードスケート500メートルで金メダルに輝いた小平奈緒が、涙する韓国代表・李相花の肩を抱いたシーンも、五輪史上に残る名場面でした」(スポーツ紙記者)

 だが、中にはこんな人も。「私もテレビの前で号泣してましたが、頭では“小平選手がハマりそうな企業CMは……”と、仕事のことを考えていました」(大手広告代理店社員)

 金メダルの快挙に、急上昇の好感度。間違いなく彼らメダリストは、テレビやCMのオファーが激増。“お値段”も上がるはずだ。「ただ、一番の“急騰銘柄”は、フィギュアで羽生とワンツーフィニッシュを決めた宇野昌磨(20)でしょう。強気の演技とは対照的に、テレビ出演ではイスの座面が高すぎて座れなかったり、“眠いです”“緊張はしなかったです”と脱力発言を繰り返す“天然キャラ”が世間に浸透し、ファンが急増。国民栄誉賞も検討される羽生が“雲の上の人”になった分、宇野にオファーが集中することも考えられる。CM出演料も、一流芸能人並みの1000万円台になるのでは」(芸能記者)

■松岡修造と織田信成がいいコンビぶり

 株が上がったのは、選手だけではない。テレビ朝日の五輪番組で現地キャスターを務めた松岡修造(50)と、元フィギュア日本代表の織田信成(30)の2人もそうだ。「1日目、ほぼぶっつけ本番の羽生が完璧な演技を終えた瞬間、客席の織田が“よかったね!”と叫んで号泣。翌日、金メダルが確定した際も、泣き顔の絵文字だけを52個ツイッターにアップするなど、涙もろさ全開でした」(テレビ誌記者)

 メダルセレモニーの後、「羽生くんは人生で一番幸せって言ってましたけど、僕も今一番幸せです」と、また涙した織田に、松岡は、「本田(武史)さんもそうですけど、その後、高橋(大輔)さん、そして織田さんも含めて、(中略)日本のフィギュア界が作り上げたワンツーフィニッシュだと僕は思っています。織田さんは、その中にいるんですよ」と、熱い言葉をかけた。「徹頭徹尾いい人なのが分かる織田さんと、“これぞ熱血!”の修造さんはいいコンビでしたね。お互い好感度もさらに上昇したし、今後もCMなどで“コンビ出演”となれば、スポンサーも喜んでお金を出すと思います」(前出の広告代理店社員)

 アスリートはアスリートの心を知る。それで言うと、女子スピードスケート1000メートルの解説を務めた長野五輪の金メダリスト・清水宏保氏(43)もアップ銘柄。「プロの視点から素人にも分かりやすく解説が噛み砕かれていて丁寧。言い方は悪いですが“こんなに言葉が豊かだったんだ”と思いました」(テレビ誌記者)

 500メートルでは金を取った小平が、この1000メートルにも出場していたが、その前の選手が好タイムを出すと、「うわー、小平選手に金メダルを取ってほしかったのになあ」と、小平が走る前から“敗北宣言”。「精神論で無責任に鼓舞する局アナの解説よりも、よほど潔く聞こえました。それまでの的確な解説があればこそ。一時期、私生活のゴシップでゴタついてましたが、この好解説で人柄の良さも改めて認知され、テレビなどにも呼ばれやすくなったはず」(前同)

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