羽生結弦(はにゅう・ゆづる)選手が金メダルを獲って、翌2月18日(日)の新聞は、そのニュースがすべて1面だった。「羽生連覇」「けがに耐え偉業」「羽生が伝説になった」「列島感動」「あるぞ夢のV3」……。この記事を読んでいるうちに、ひとつの連想が浮かび上がった。金メダルを獲る→キンを取る→セン馬。ひょっとして、羽生選手の金メダル・フィーバーは、セン馬の活躍とリンクするのではないか。そういえばきのう2月17日(土)のダイヤモンドSを勝ったのも、セン馬のフェイムゲームだったし……。

■オリンピック金メダリストの力が競馬まで巻き込んだ

 この連想が、じつは的中してしまうのである。2月18日に行われた重賞は、まず小倉大賞典がセン馬トリオンフの優勝。そして、この小倉大賞典の直後に行われたフェブラリーSも、セン馬ノンコノユメが四角シンガリからの追い込みを決めて、優勝をさらってしまうのである。それだけではなかった。調べてみたら、2月17、18の両日で、13頭ものセン馬が、オリンピックでいえばメダル獲得に該当する3着以内に入っていたのである。

 閉会式当日のエキシビジョンで銀盤の中心にいたのも羽生選手。「金1号で日本メダルラッシュ点火」の見出しも。羽生の力が競馬まで巻き込んだのだ。

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