「芸能人の健康法」は本当に有効? 識者がズバリ判定!の画像
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「いくつになっても元気でありたい」 そう願って、著名人たちが実践する「あの手この手」の効果のほどは!?

 少子高齢化が進む日本。それに伴い、健康志向は高まるばかり。中でも、ストレス過多で多忙な日々を送る著名人たちは、人一倍、健康に気を遣う。そこで今回、独特な「有名人健康法」を徹底調査。識者3人にズバッと診断してもらった。読み通すまでの10分で分かる!

■米倉涼子はキムチをストック

 まず、昨年末、『ドクターX』を大好評で終えた女優・米倉涼子(42)。健康な美ボディを保つのに、常に冷蔵庫にストックしている食べ物があるという。「発酵食品の代表格、キムチです。唐辛子成分は発汗を促す作用もありますしね」(女性誌記者)

 なんと、庶民派なキムチとは……栄養管理士が言う。「キムチに入っている“ラクトバチルス”という善玉乳酸菌が腸の調子を整え、痩身にも効果あり。また、この善玉菌は、発がん物質を減らす作用もあるそう」(フードアナリスト)

 キムチで、おいしく痩身。これは「○と×」どちらか。医療ジャーナリストの牧潤二氏の判定は×。「キムチは発酵食品で、善玉菌が多いのも事実。だが、塩分過多なので、痩せる目的でバクバク食べるのはオススメできません」(牧氏)

 鍼灸師で薬剤師(漢方)の平地治美氏は、同様に塩気の多さを指摘したうえで、「唐辛子は、体力のない人が食べると、胃腸をやられる可能性もある」と“刺激物”の負の側面を言い、同じく×。

「京都産業医事務所」所長で医学博士(京都大学)の橋本惠氏はどうか?「唐辛子の辛味成分“カプサイシン”は取りすぎると、発がんの可能性があります。また、アドレナリンが過剰に分泌され、情緒面で不安定になる危険性も……」 結果、橋本氏も×。

 キムチがダメなら何を食べれば……と悲嘆にくれるだろう(!?)米倉に、牧氏、橋本氏の2人が偶然、プッシュしたのは、同じ発酵食品の“野菜のぬか漬け”。「にんじん、ブロッコリー、かぶなどがいいでしょう。善玉菌の供給なら、これで十分。辛味成分はないですし……」(橋本氏)というわけで、キムチダイエットは「×」。

■藤原紀香は加湿器をフル稼働

 続けて、いつも元気で“ノリノリノリカ”な藤原紀香(46)の気になる健康法。自宅では、真冬でも暖房をつけず、家中の至る場所に加湿器を置いて、フル稼働させているという。ちなみに、湿度は60%をキープ。これが乾燥を撃退し、喉にも肌にも良いという。「湿度が高いと体感温度も上昇し、寒さも気にならない。風邪の予防にもなります」(医療メーカー開発職)

 冬を加湿器でノリカはノリ切れるか――橋本氏は○。「おっしゃる通りの理屈。ただ、タンク内の水を、そのまま霧にして散布する“超音波式”の加湿器は、長期間の使用を経ると、タンク内にカビや細菌が繁殖。それが空気中にバラ撒かれ、逆に健康を損なうこともあります」 その点、“加熱沸騰式”の加湿器のほうが安心という。

 そして基本的には牧氏、平地氏も○。だが、平地氏は、真冬も暖房をつけない点は「マンションなど密室性の高い部屋ならともかく、古い一軒家など、隙間の多い建物だと要注意」と×。「この季節、普通に暖房をかけていても“低体温症”で死亡するケースも珍しくない。やせ我慢は禁物で、寒いと感じるときは、暖房をつけてください」(前出の医療メーカー開発職) 湿度60%は「○」だが、暖房の不使用は「△」! 

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