『アンナチュラル』、窪田正孝ファンが歓喜した「将棋演出」の画像
『アンナチュラル』、窪田正孝ファンが歓喜した「将棋演出」の画像

 ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第8話に、ミッキー・カーチス(79)がゲストとして登場し、窪田正孝(29)と久しぶりの共演を果たして、ファンを喜ばせたようだ。

 石原さとみ(31)演じる法医解剖医の三澄ミコトを主人公に、“不自然死究明研究所(UDIラボ)”のメンバーたちの奮闘を描いた同ドラマ。

 ミッキー・カーチスが演じたのは、UDIラボの神倉所長(松重豊/55)が通い詰める、ゴミ屋敷に住む将棋の師匠のヤシキ。ヤシキの妻は1年半前に死亡したのだが、その事実をヤシキは受け止めず、遺骨の受け取りを拒否し続けていた。

 そんな中、UDIラボにビル火災の被害にあった10体の遺体が運ばれる。次々と身元や事故の原因が判明する中、ロープ痕と頭部を強打した痕がある遺体が残った。「殺された後、この遺体を隠すために放火された可能性」をうかがわせる男性の遺体。その遺体の身元は、逮捕歴があり、両親にも勘当されていた町田という男性だった。駆けつけた町田の父親は、遺体を見るなり「このボンクラ息子!」「殺されるなら殺されるで、周りに迷惑かけんで一人でくたばれ!」「このバチ当たりのロクデナシが!」と叱責する。

 しかし、火災の本当の原因は放火ではなく事故だった。町田は、そのビルにあるスナックに「我が家」のように通い詰めていたため、ビルに残る客たちをロープを使って助け出そうとしていたのだった。

 窪田が演じる解剖医見習いの久部は、この事実を突き止め、ゴミ屋敷で将棋を打っていた神倉のもとにかけつけ、「消防局に連絡してもらえませんか。火災現場の写真全部見たいんです」「ロクでもない息子を生き返らせることはできないけど、バチで死んだって思われたままじゃ、町田さん、帰っても肩身が狭いです」と頼み込む。

 そして神倉が消防局に連絡をしている間、久部がヤシキの将棋の相手の代わりに。ヤシキは神倉が将棋に勝ったら、亡妻の遺骨を引き取ると約束していたのだが、神倉はいまだに勝っていない。話を聞いた久部は「俺、勉強したくないとき、めっちゃ将棋やってました」と縁側に上がり、数手指しただけでヤシキを追い詰めた。

 窪田とミッキーは、2008年にドラマ『ケータイ捜査官7』(テレビ東京系)で初共演している。窪田が秘密機関のエージェントに選ばれた高校生、ミッキーが秘密機関の“ご隠居”と呼ばれる開発担当を演じた。今回の将棋のシーンで10年前のドラマを思い出した人も多いようで、「ケイタとご隠居だ……!」「ケータイ捜査官だ! って気づいて鳥肌立った」「あのドラマのその後にも見えて泣けてきた」と意外な感動の声を集めた。

「また第8話では、窪田と将棋という組み合わせに14年のドラマ『Nのために』(TBS系)を連想したファンも多かったようです。同ドラマで窪田は将棋が得意な成瀬というキャラクターを演じ、将棋がドラマの展開を左右するカギとなったこともありました。『アンナチュラル』を手がける演出家の塚原あゆ子さんは『Nのために』も手がけていますから、狙っている可能性もゼロではないのでは」(テレビ誌ライター)

 “帰るべき家”がテーマとなっていた第8話。窪田もミッキーとの再会で、役者としての原点に立ち返ることができたかもしれない。

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