人気チェーン飲食店「本業外のメニュー」ガチンコ採点の画像
人気チェーン飲食店「本業外のメニュー」ガチンコ採点の画像

 和食の板前がフランス料理を作って良いし、逆もまた然り。ウマいものは、ウマいのだ。「餅は餅屋」の時代は終了ッ!

■『くら寿司』がシャリカレーを販売

 回転寿司屋で“カレー”を食べる!? 奇抜なメニューが話題になったのは、今から2年半前、2015年の夏のこと。「同年7月末、回転寿司チェーンの『くら寿司』が『すしやのシャリカレー』の販売を開始したところ、2か月で100万食を売り上げる大ヒットとなったんです。この“シャリカレー”は酢飯に、くら寿司特製のカレーをかけたもの。研究開発から商品化に漕ぎつけるのに、実に2年間もの歳月を要しています」(グルメ誌ライター)

 試しに食べてみると――酢飯が“らっきょう”“福神漬け”っぽく、トロトロの和風カレーに馴染む。スパイシーで「もっと食べたい」と思わせる中毒性もあり、確かにウマい。ウマいけど、おまえら、寿司屋じゃねえか! 「シャリカレーの成功を受け、くら寿司はカレーだけにとどまらず、さらに、『シャリコーラ』『シャリカレーパン』といった商品も展開。また、ボリューム満天の『すしやのうな丼』、関西と関東で味を変えた『7種の魚介醤油らーめん』、130円の『かけうどん』(平日限定)、コーヒーなどの喫茶メニューにも力を入れています」(前同)

 無節操と言えそうなほど豊富なバラエティ……。少し調べてみると、そば屋が「ラーメン」、うどん屋が「おでん」、寿司屋が「プリン」って、オイッ! と突っ込みたくなるほど、チェーン飲食店の「本業外のメニュー」は、ここ数年で多様化の一途。ならば、一つ一つ“ガチンコ採点”してみようではないか。

■『はま寿司』の鶏塩ラーメンは絶品

 まず、くら寿司のライバル、業界1位の『はま寿司』だ。「『シャリカレー』と同時期の15年夏に販売をスタートしたのが、はま寿司の『旨だし鶏塩ラーメン』。出汁がサッパリしていて、スープを飲み干してしまうほど、高級感のある味わいなんです。麺もシコシコで素晴らしい。でも、これは期間限定の商品で、基本的には毎年夏に2か月ほど販売されるもの。昨夏もファンが大行列でしたね。冬季限定の『北海道味噌ラーメン』ですが、こちらは私、未体験です」(飲食店コンサルタント)

 では、はま寿司に覆面取材で突撃。味噌ラーメン、いただきます……アレ、これは普通の味噌ラーメンだ。なんの感慨もない。

■『スシロー』はデザートがスゴい!

 一方、『スシロー』の“本業外メニュー”も見逃せない。なんたって、“デザート”がスゴいのだ。「監修者を入れて16年に発売した『ふわとろパンケーキ』も売れに売れ、口コミで爆発的なブームになりました。現在は販売休止中ですが、それを嘆くファンも続出しましたね。今は、『カタラーナアイスブリュレ』が看板商品。辛党の自分でもリピーターになったくらい、ほどよく絶妙な甘さ。チーズケーキとアイスが組み合わさった感じ」(前出のグルメ誌ライター)

 加えて、スシローはラーメン類もウマいことで有名だ。中でも、『鯛だし塩ラーメン』(330円+税)は、鯛の刺身まで入るゴージャスさ、深みある味わいの上品さ……と、圧倒的過ぎる存在のため、今回は“殿堂入り”として評価対象から外させてもらう。でも、絶対オススメ! 回転寿司業界のメニュー開発、すごすぎます!「チェーン飲食店の中でも、回転寿司はファミリー層がターゲット。そのため、各店が“本業外”でアイデアを絞り出して競っている印象です」(前出のコンサルタント)

 ちなみに、“崖っぷち”を自らネタにしたCMを作っている、凋落はなはだしい『かっぱ寿司』の「プレミアムプリン」は“残念”のひと言……これで、200円は高い!

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