羽生結弦選手、世界選手権欠場で際立つ「満身創痍の金メダル」の画像
羽生結弦選手、世界選手権欠場で際立つ「満身創痍の金メダル」の画像

 3月7日、日本スケート連盟はフィギュアスケートの羽生結弦選手(23)が、世界選手権を欠場することを発表。大きなケガを抱えながら平昌五輪で金メダルを獲得したことに、あらためて称賛の声が上がっている。

 発表によると、羽生選手は「右足関節外側靭帯損傷」と「腓骨筋腱損傷」と診断され、2週間の安静と3か月のリハビリが必要だという。今回の欠場について羽生選手は「1日も早く復帰できるよう、治療とリハビリをしっかりとし、少しずつできることを続けていきます」と、連盟を通じてコメントした。

 羽生選手は、昨年11月の練習中に右足首を負傷。今年2月に開催された平昌五輪では、痛み止めを飲みながら出場を強行し、見事金メダルを獲得した。

 五輪出場直後のインタビューでは、羽生選手は世界選手権出場について「まだ(出場できるか)分からない。やはり右足のケガの状態が、そんなに良くないと思っている」「今回は(負傷した右足に)かなり無理をさせてしまった」と発言。また、帰国後に行った記者会見でも「痛いときから比べても、20~30%ほどしか痛みは落ちていない」と、依然右足首の状態が良くないことを明かしていた。

 そんな羽生選手の深刻なケガの状況は、多くのファンを驚かせたようだ。ネットには「そんな痛いのに無理して頑張っていたのか」「痛みを我慢してジャンプしてたなんて、すごすぎる」「満身創痍であんなにきれいな演技していたことにビックリ」「痛み止めを使いながら金メダルって、すごすぎでしょ」「痛み止めを使っていたということに驚愕」「なんて精神力の強さなんだ」といったコメントが続出。大ケガの痛みをこらえ偉業を成し遂げた羽生選手を、たくさんの人があらためて称賛していた。

「羽生結弦選手は、過去にもケガを抱えながら大会に強行出場したことがあります。2014年、中国で行われたグランプリシリーズの直前公式練習で、中国のエンカン選手と激突。羽生選手は口もとから出血し、リンクに倒れたまま自力で起き上がれませんでしたが、その後のフリーに出場し、総合2位という結果を残しました」(スポーツライター)――しっかりケガを治して、また素晴らしい演技を見せてほしい。

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