今年の3月18日で、日本初の全天候型球場である東京ドームの開場からちょうど30年になります。今回はこれにちなみ、「ドーム球場」にまつわる問題を用意!(文中敬称略)
【Q1】東京ドームで初めてライブを行ったのは?
東京ドームは後楽園球場の隣にあった後楽園競輪場の跡地に建設されました。1988(昭和63)年の開場当初は、話題性に加え当時のバブル景気も手伝い、プロ野球以外にも、ビッグイベントが短期間で次々に開催されました。初試合となる巨人VS阪神のオープン戦(3月18日)のあとに、マイク・タイソンのタイトルマッチ(21日)、ミック・ジャガーの初来日コンサート(22~23日)、ハウンドドッグの単独ライブ(28日)、BO0WYの解散ライブ(4月4~5日)、美空ひばりの復活公演(11日)がわずか1か月以内に行われているのです。
しかし、東京ドームで最初に音楽ライブを行ったのは、ミック・ジャガーでもハウンドドッグでもありません。3月19~20日に開催のオープニングイベントのゲストとして登場したミュージシャンがいたのです。さて、それは次のどのバンドでしょう?
- (1)チェッカーズ
- (2)THE ALFEE
- (3)サザンオールスターズ
【Q2】アストロドームは今どうなっている?
世界初のドーム球場は、アメリカ・テキサス州ヒューストンに65年にオープンした「アストロドーム」です。「アストロ」は“星の”という意味で、この球場名は同地にNASAの宇宙センターがあることにちなんだものです。もともとはMLBヒューストン・アストロズの本拠地として建設され、68年からはNFLのヒューストン・オイラーズ(現・テネシー・タイタンズ)も、ここをホームグラウンドとしました。当時は画期的かつ最新鋭だったスタジアムも、開業から30年がたつと老朽化が深刻化していきます。
そして、96年にオイラーズはヒューストンを離れ、99年のシーズンを最後にアストロズは新球場エンロン・フィールド(現・ミニッツメイド・パーク)に本拠地を移しました。では、2018年現在、アストロドームはどうなっているでしょうか?
- (1)すでに解体され、跡地に大型ショッピングモールが建っている
- (2)屋根が取り外され、アメフト専用球場になった
- (3)米国の歴史登録財に認定され、そのまま残っている
【Q3】実際にあるドーム球場計画は?
2009年オープンのMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島は当初、ドーム球場として計画されていました。ところが、諸事情により、そのプランは立ち消えになっています。他にも、国内には幻に終わったり、まだ実現していないドーム計画がいくつもあります。次の中で、2018年現在、実際に計画が存在するのはどれ?
- (1)那覇市の沿岸部に建設予定の「沖縄美ら海ドーム」
- (2)神奈川県の経済界関係者らが実現に向けて動いている「横浜ドーム」
- (3)長野五輪の開閉式会場を改装する形で計画されている「長野オリンピックドーム」