「ゾロ目は、オペレーション変更のサイン」 これは、タカモト方式の開祖である高本公夫さんの言葉。そして、本当にそのとおりだなあと思わせることが、高松宮記念で起きている。2013年にゾロ目の6-6、前走1着馬同士のロードカナロアとドリームバレンチノで決まったあと、一転、前走大敗馬が激走枠の目印になっているのだ。

■前走で大敗した馬の同枠に注目

 順に書くと、2014年に2着に突っ込んできたスノードラゴンの同枠には、前走で16頭立てのシンガリ16着に大敗していたエーシントップがいた。2015年に2着に粘ったハクサンムーンの同枠には、同じように前走大敗馬のトーホウアマポーラが。トーホウアマポーラは前走で18頭立てのブービー17着に大敗していた。2016年の勝ち馬ビッグアーサーの同枠にも、前走大敗馬サクラゴスペルが。同馬は前走、13頭立てのブービー12着に大敗していた馬だった。そして昨年、2017年もまったく同じ。先行して抜け出したセイウンコウセイの同枠にいたのは、大敗がつづいていたレッドアリオン(前4走14、16、15、12着)だった。

 前走ふたケタ着順の馬など、数多くは出走しているわけではないのに、このパターンが継続しているのは、オペレーション(作戦)が強固な証拠。今年もいける。

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