■結婚、出産が女優としての箔づけに

 こうしたオメデタラッシュの背景を、「女優のあり方が以前とは変わってきているからでは」と分析するのは、芸能レポーターのあべかすみさんだ。「最近は、結婚、出産が女優としての箔づけになっているように思います。出産、育児の経験が、演技派へのステップアップの一因となっている。また、産休中もCM出演があるため、露出が減った印象を与えることもなく、マイナスなことがない。特に今後、武井さんは、“若いママ”としてさらにCMが増えそうです」

■石川梨華や東尾理子も妊娠を報告

 女優のみならず、女性タレント勢もお盛んだ。2月5日に無事男児を出産した平愛梨(33)をはじめ、昨年11月には石川梨華(33)と東尾理子(42)が妊娠を報告している。「石川の夫のプロ野球選手の野上亮磨投手は今年、西武から巨人に移籍しましたが、首脳陣からの期待がものすごい。手元で伸びる球が抜群で、セ・リーグでは相当、白星が稼げそうです。彼女が“あげまんママ”と呼ばれる日も近いのかも」(前出のスポーツ紙記者)

 第三子を妊娠中の東尾は、子どもの英才教育に余念がないという。「5歳の長男が近々、大きなゴルフ大会に出場するそうです。将来のツアープロの道も考えているんでしょうね」(女性誌記者)

 東尾といえば、その長男の成長期も含め、私生活をたびたびブログにアップすることで知られている。前出のあべさんはこう語る。「それも以前にはなかった現代の芸能人ママの特徴ですね。ブログに露出することで忘れ去られることも防げる。復帰後は、産後ダイエット本を出したり、ママタレとして商売を始めたりして、ある程度成功できることも分かっています。だから女優同様、女性タレントにとっても、出産はプラスに働くのでは?」

「春のオメデタ」狂騒曲、この勢いは、ますます加速するのかもしれない。

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