餃子の王将vs日高屋!おいしさの秘密を徹底比較の画像
餃子の王将vs日高屋!おいしさの秘密を徹底比較の画像

 こんにちは! フードアナリスト・たべもの記念日研究家の吉原潤一です。今回は、いつもの新商品食レポ企画とは趣向を変えて、人気商品食べ比べ企画を実施しました。第1弾は、みんな大好き「餃子」! ご飯のお供にもビールのお供にもなる最高の逸品です。

 取りそろえたのは2店舗。自信の餃子を看板に掲げる人気チェーン店『餃子の王将』(6個入・税込259円、持ち帰りで別途箱代10円)と、気軽に定食やお酒が楽しめる中華食堂大手チェーン『日高屋』(持ち帰りで6個入・税込200円、店内は税込220円)。仲間と協力して自転車で奔走し、どちらも熱々のうちに食べられるようにスタンバイ。2種類の餃子を同時に食べる機会なんてなかなかないので、めちゃくちゃ無邪気にテンション上がります! いざ実食です。

■見た目(こげめ)

●『餃子の王将』:堂々とした赤い紙製の箱に包まれています。箱を開けてみると、 適度にきれいな焼き目のついた餃子が並んでいました。羽根こそついていないものの、完成度の高い焦げ目です。餃子といったらこれ! と指差したくなるようなビジュアルです。

●『日高屋』:スーパーマーケットの総菜コーナーであるような透明のパックに包まれていました。焼き色はややムラがあり、控えめな焦げ目の印象を感じます。

■皮

●『餃子の王将』:焼き目があるゆえに香ばしさを感じます。厚すぎず控えめな皮は具材を引き立てているようです。

●『日高屋』:皮がもちっとしています。餃子の王将と皮の厚さは同じくらいですが、やや弾力のある食感が際立ちます。

■具材と味

●『餃子の王将』:一番気になる中の具材ですが、ニラと肉が存在感を発揮しています。また、キャベツや生姜の歯ごたえが噛みしめるたびに心地良く、全体的には肉と野菜のバランスの良さを感じます。調べてみたところ、主要具材の豚肉やキャベツ、ニラ、にんにく、生姜、小麦粉はすべて国産にこだわっているとのこと。にんにくは青森県産。量は控えめでしたので、安心して食べられると思いました。

●『日高屋』:具材はニラとにんにくの食感が際立ちます。全体をキャベツがまとめています。

 両者の餃子を解剖し、タネ同士を比べてみると一目瞭然です。『餃子の王将』はお肉の淡い赤と緑色がおり混ざった色身。一方、『日高屋』はキャベツやニラで緑色がベースになっています。

■【結論】

 肉と野菜のバランスを楽しむなら『餃子の王将』。 焦げ目のしっかりついた食感は老若男女、日本人なら誰でも好きな味として受け止められます。『日高屋』に比べると、よりジューシーです。

 実は、筆者・吉原がハマっていてこれから先もハマり続けるだろうと思うのは『日高屋』の餃子。 というのも、冒頭で述べた通り、『日高屋』は気軽に一杯飲めるお店として最近、人気を博しており、ご多分にもれず、私、吉原もその一人です。 にんにくやニラがしっかりと存在感のある餃子は、ビールやハイボールが進み、ちょいと一杯のお供として「最高の相棒」となるのであります。

■【番外編】醤油とラー油

 お持ち帰りについていたタレ。『餃子の王将』は酢醤油とラー油がそれぞれ別。一方の『日高屋』はラー油酢醤油。すべての調味料が混ざっていますが、酢の割合が少なめでラー油がやや辛く感じます。酢醤油派の人は要注意かもしれません。『餃子の王将』は餃子にやさしくなじむ酢醤油で、かつ、ラー油の調整がきくので、こちらのほうが親切な印象でした。

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