春から一人暮らしをする女性必見!「簡単防犯マニュアル」の画像
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 2017年に警視庁調布署が、見ず知らずの女性宅に侵入し、カメラを仕掛けて盗撮しようとした男を逮捕するという事件がありました。これから春に向けて進学や就職で一人暮らしを始める人たちが多い季節、特に女性は空き巣などの侵入者からもターゲットにもされやすいそうなので、ここでは今すぐやっておきたい防犯対策を紹介したいと思います。

 まず、侵入者はどこから入ってくるのでしょうか。それは“窓”か“玄関”なのだそうです。一戸建ては勝手口やその他の窓の場合もありますが、マンションやアパートの場合、大半はベランダの窓と玄関からの侵入だそうです。

 防犯の基本は、侵入者が“嫌う家”にすることです。その条件は“時間”“音”“光”の3つです。特に時間は、かかればかかるほど捕まるリスクが高まるので嫌われます。侵入に5分以上かかると、約7割の泥棒は、犯行を諦めるとの調査もあります。

 これを踏まえて、防犯グッズでの対策をしておきましょう。まずは、窓につけられる「補助ロック」。これはホームセンターやネットで買うことができ、比較的安価です。できれば窓の上と下に一つずつつけましょう。これで、もし窓を割られて鍵を破られても、補助ロックで侵入までの“時間”を遅らせることができます。

 窓の鍵回りや、できれば窓全面に、防犯フィルムを貼るというのも効果的です。フィルムの厚みは、破られにくい327ミクロン以上のものがいいでしょう。これで窓を破るのに時間がかかり、被害を防ぐことができるかもしれません。

 ホームセンターや家電量販店、ネットなどで購入できる「防犯ブザー・アラーム」もつけておきたいところ。窓の開放や衝撃に反応して、大音量のブザーが鳴る機能のものがオススメです。また商品によっては“防犯ブザー対策済み”のシールが添付されているものもあり「この窓から入ると音が鳴りますよ」と侵入者にアピールすることもできます。

 庭や玄関、ベランダ、窓枠などにつける「センサーライト」も、最近だいぶ普及してきました。人が近づくとライトがつく仕組みで、夜間の防犯に効果的な“光”です。家電量販店やネットなどで、電池式、電源式、ソーラーエネルギータイプなど、手頃な値段で購入できます。

■鍵のかけ忘れに要注意!

 そして基本的な対策ですが、とにかく玄関の鍵は絶対にかけ忘れないことです。警視庁の平成27年の調査によれば、侵入の手段として「無締り」「ガラス破り」「施錠開け」などが挙げられています。都心部の住宅では不在時はもちろん、在宅時にも鍵をかけている人が多いイメージですが、無施錠で侵入されるパターンが多いようです。ゴミ出しや郵便を取りに行くなど、ちょっと部屋を出るだけでも必ず鍵をかけ、家にいるときも鍵をかけるようにしましょう。一瞬でも油断は禁物! また、一軒家のお宅では、たまに合鍵をポストや玄関周りに隠していることがありますが、これも厳禁です。

 鍵に関して、理想は1ドアに2ロック。賃貸だとなかなか鍵の変更はできないので、玄関ドアに取りつける補助ロックをネットなどで手に入れてもいいでしょう。玄関周りが暗いなら、前述したセンサーライトを取りつけるのも効果的です。

 防犯にやりすぎはありません。空き巣などの侵入者は、入る前に下調べをしているといいます。「一度も入られたことがないから」「田舎だから大丈夫」なんていうのは、運が良かっただけ。自分の身は自分で守りましょう!

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