森山直太朗『さくら(独唱)』が2位!「いちばん春を感じる歌」ランキングの画像
森山直太朗『さくら(独唱)』が2位!「いちばん春を感じる歌」ランキングの画像

 桜の開花宣言も聞こえてくるこの季節は、卒業や就職など、人生の節目を迎える人も多く、新しい何かが始まりそうな期待を感じさせてくれる。そんな春をテーマにした歌は多い。そこで今回は、思わず口ずさみたくなるような「一番春を感じる歌」について、10~70代の男女200人に聞いてみた。

 まず、第5位は福山雅治の『桜坂』。15枚目のシングルとして2000年4月に発売され、ダブルミリオンを記録した大ヒット曲だ。タイトルの桜坂は東京都大田区に実在し、この曲のヒットで観光名所にもなった。この歌を選んだ人からは「歌詞が良い」(10代/男性)、「やさしいメロディで心が癒される」(60代/女性)、「メロディと歌詞が春を感じさせる」(60代/男性)という声が寄せられた。穏やかな雰囲気を持つ同曲は、春の柔らかな日差しや、春の思い出を喚起させてくれるようだ。

 第4位には、ケツメイシの『さくら』がランクイン。05年2月にリリースされた作品で、男女の出会いから別れまでをドラマ仕立てにしたPVが有名で、「PVのように別れを感じるから」(30代/男性)という声や、「キュンとくる」(40代/女性)、「桜の舞っているところと、人の心の揺れ動きが重なって聞こえる」(40代/女性)など、別れの切なさを感じている人が多かった。

 第3位は、松任谷由実の『春よ、来い』が入った。1994年10月に発売された同曲は、同年放送のNHKの連続テレビ小説『春よ、来い』の主題歌だったこともあり、販売枚数116.4万枚(オリコン調べ)を記録。まさに、ユーミンの90年代を代表する楽曲だ。「春を曲と歌詞で丁寧に表現している」(30代/男性)、「春を待つところが、むしろ春そのものをイメージできる」(30代/男性)など、楽曲自体のクオリティの高さが、高評価につながったようだ。

■1位はあの70年台アイドルグループが!

 第2位は森山直太朗の『さくら(独唱)』。2003年3月に発売されたこの曲で森山直太朗は大ブレイクを果たしたが、もともとはミニアルバムに収録されていた曲を、ピアノ独唱バージョンとしてシングルカットしたという経緯があり、「(独唱)」となっている。選んだ人からは「さくら~さくら~というメロディが良い」(41歳/男性)、「ファルセットが素晴らしい」(30代/女性)、「声が澄んでいていい」(30代/女性)など、曲だけでなく、森山の歌声を評価する声も多かった。

 そして見事第1位に輝いたのは、1970年代に活躍したキャンディーズの『春一番』。76年リリースと古い曲だが、ゆずやいきものがかりなど、さまざまなアーティストにカバーされており、若い世代にも親しまれている。そんな同曲に対しては、「ウキウキしてくるメロディ」(70代/女性)、「ノリが良く、春を感じる」(50代/男性)、「春らしいポップな曲調と、ありふれた日常を描いた歌詞が見事にマッチしている」(50代/男性)など、新しい門出を予感させる曲調が好評だった。

 今回のアンケートでは、世代差を感じさせるような、さまざまな年代の曲がランクインしていたが、世代を超えて多くの人が『春一番』を選んでいたのが印象的だった。CMで使われたり、カバーされるなど、耳にする機会が多かったのも一因だが、普遍的な春のイメージは、時代を超えて共感できるものなのかもしれない。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

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