３月１８日、ドラマ『９９.９-刑事専門弁護士-ＳＥＡＳＯＮ２』（ＴＢＳ系）の最終話が放送。その中で、『ドクターＸ～外科医・大門未知子～』（テレビ朝日系）のパロディが飛び出し、大きな話題となったようだ。
同作は、個性的な刑事専門弁護士たちが、逆転不可能と思われる刑事事件に挑んでいくリーガルエンターテインメントドラマ。最終話では、斑目法律事務所に舞い込んだ、ある死刑囚の再審請求をめぐるエピソードが展開した。
今回、深山大翔（松本潤／３４）ら、斑目法律事務所の弁護士チームは、依頼人の父親の死刑判決をくつがえそうと、８年前に起こった放火殺人事件の再検証に奔走。
ドラマ終盤、岸部一徳（７１）演じる法律事務所所長の斑目春彦が、佐田篤弘（香川照之／５２）に、自分のポストを譲る意思を伝えると、佐田は「私を求めるクライアントはまだまだいますので」と固辞。これに斑目所長は「君が望むなら、私はいつでも譲るからね」と声をかける。
すると佐田は「顔にウソって書いてありますよ」と指摘。さらに「私、引退しないのでって、心の声が聞こえました」と斑目所長に返答した。
この佐田のセリフは、言うまでもなく人気ドラマ『ドクターＸ～外科医・大門未知子～』（テレビ朝日系）の名ゼリフ「私、失敗しないので」をイメージしたもの。岸部が『ドクターＸ』に出演していたことを受けてのパロディシーンだ。
この『ドクターＸ』ネタに、視聴者は騒然。ネットには「まさか、ここにきてドクターＸネタ突っこんでくるとは」「最後の最後にドクターＸネタ入れてくる姿勢、嫌いじゃない」「９９.９を見てたはずなのにドクターＸを見たくなってしまった」「岸部さんに向かって言うから、よけい面白いよね」「９９.９の細かすぎる小ネタほんと大好き！」と、パロディセリフを称賛するコメントが相次いでいた。
「実は『９９.９』の過去の回でも、『ドクターＸ』のパロディシーンが登場しています。３月４日放送の第７話で、やはり佐田が“私、計算ミスしないので”と大門未知子ばりのキメゼリフをポツリ。ちなみにこのときも、やはり岸部一徳演じる斑目所長に対して発したセリフでしたね」（テレビ誌ライター）
最終話は、平均視聴率２１.０％（ビデオリサーチ調べ／関東地区）の高視聴率を記録し、有終の美を飾った『９９.９』。最後の最後まで、視聴者を楽しませてくれたドラマだった。
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