現役医師10人に聞いた「健康に一番悪いこと」

 老若男女問わず、誰でも健康で過ごしたいと思うはず。そのため、日常生活で気をつけていることがあるのではないでしょうか。最近は健康をテーマにしたテレビ番組も増えていて、医師のコメントを参考に健やかなライフスタイルを心がけている人も多そうです。

 では実際、どのような生活習慣が健康に悪いのか、今回は現役の男性医師10名に「健康に一番悪いこと」についてアンケート調査を行いました。さっそく、プロの意見を見ていきましょう。

 最も多かった回答は「喫煙」でした。「心筋梗塞、脳梗塞、前立腺がんなど種々の病気の発症原因」(愛知県/73歳)、「脳梗塞、心疾患、高血圧、悪性新生物などの発症率が高まる」(大阪府/38歳)というように、脳疾患、がんとの関連性を挙げています。ストレートに「たばこは万病のもと」(北海道/57歳)という回答も。いずれにしても、喫煙習慣は百害あって一利なしと考えるドクターが大半を占めました。

 海外ではもとより、日本でも分煙化が進み、公共の場ではたばこを吸えないケースが増えました。受動喫煙防止に向け、飲食店を原則禁煙にするか否かといった議論も白熱しています。たばこが健康に良くないのは広く知られていること。体のことを考えるなら「吸わない」のが一番です。

 また「飲酒」という回答も多く見られました。理由はシンプルに「肝臓に悪い、に尽きる」(静岡県/51歳)。過剰なアルコール摂取は、アルコール依存症、肝炎、肝硬変、肝がんを招きます。京都府の55歳の医師は、「健康のためには禁酒がオススメ」とアドバイスしています。

 ちなみに、ビールなら大ビン3本、日本酒なら3合程度の量を、2~3年毎日のように飲むと、脂肪肝(肝臓に中性脂肪やコレステロールがたまった状態)になりやすいといわれています。日本人は欧米人に比べるとアルコールに弱いというデータもあり。日々のストレス解消やコミュニケーションツールとしてお酒はありがたい存在ですが、「飲み過ぎない」を基本に、ゆっくり飲んで肝臓に負担をかけない、空腹状態で飲まない、休肝日を持つなど、上手につきあっていきましょう。

 他には「寝不足」「激務」が健康に良くないとの指摘もありました。「疲れが取れない」(愛媛県/51歳)というように、過労やそれに伴う寝不足は慢性疲労につながり、健康にとってマイナスであるのは明らかです。

 日本は長寿国として知られる一方で、高齢化に伴う認知症患者や要介護人口の増加など、人生の最後を健康に過ごせないシニアも目立ち始めています。最近は、健康上の問題がない状態で日常を過ごす「健康寿命」を延ばすことが課題になっていますが、そのためには、一日でも早く、心身に悪い習慣はやめてしまうことです。皆さんも、ご自身の生活を振り返ってみては?

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/

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