織田裕二
織田裕二

 俳優以外にも、歌手や世界陸上のメインキャスターとして幅広く活躍している織田裕二。2018年には、90年代後半の銀行を舞台とした連続ドラマ『監査役 野崎修平』(WOWOW)で主演を務めたが、これまでも織田は数々のドラマや映画で主演しており、その中には記憶に残る名作も多い。そこで今回は、織田が出演している連続ドラマ、映画の中で「最も彼がかっこよかった作品」を、30代から40代の女性、合計100人に聞いてみた。

 まず、第4位(7%)は、91年に放送された織田と鈴木保奈美主演のドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)だ。上京したばかりの優柔不断なサラリーマン、永尾完治(織田)と、その同僚の女性、赤名リカ(鈴木)、さらに完治の高校時代の親友である三上健一(江口洋介)、完治が憧れている関口さとみ(有森也実)の4人による複雑な恋愛模様を描いた作品で、最終回は視聴率32.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を記録するなど、大ブームを巻き起こした。「等身大の芝居が良かった」(40代)や「頑張って追いかけるところや、一生懸命なところが良い」(30代)などの声があり、織田のひたむきな演技が評価されたようだ。

 続く第3位(8%)は、94年のドラマ『お金がない!』(フジテレビ系)。幼い弟を抱えた貧乏青年が一流企業に入社し、困難な仕事を成功させていくサクセスストーリー。これを選んだ理由には「のしあがっていく様子がおもしろかった」(30代)という意見や、「貧乏が好感的」(40代)、「ひょうきんで人情味があったり、お金を得て冷たくなってしまったり、一つのドラマの中でいろんな顔が見られたから」(30代)などの意見があり、それまでにない織田の一面が見られたことが評価されている。

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