『ウチくる!?』、中山秀征が飯島愛さん懐かしむ「お疲れさまって言ってくれている」の画像
『ウチくる!?』、中山秀征が飯島愛さん懐かしむ「お疲れさまって言ってくれている」の画像

 3月25日放送の『ウチくる!?』(フジテレビ)が最終回を迎え、19年の番組の歴史の幕を閉じた。MCでタレントの中山秀征(50)は、2008年に亡くなったレギュラー出演者の飯島愛さんについて、しみじみと思い出を語った。

 同番組は、中山らがゲストの地元を案内され、楽しいトークを繰り広げるという内容だが、最終回はこれまでの全879回から、厳選した名場面が放送された。番組には、これまでメインゲストが920人、ゆかりのゲストも含めると約4000人以上が出演。歌手の研ナオコ(64)をゲストに迎えた1999年の第1回から振り返っていた。

 番組最高視聴率を記録したのは、2003年2月放送のタレントのピーター(65)が出演した回で、熱海の別荘に招かれたもの。VTRで飯島さんと中山、ピーターが天然露天風呂で混浴するシーンが流れると、中山は「愛ちゃんは屈託もなくね、いろいろとやってくれましたね」としみじみ振り返った。さらに飯島さんがドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)のコスプレで、武田鉄矢(68)のモノマネに挑戦したシーンも紹介された。

 また“ヒデちゃんセレクト”と題した、中山が選んだ“ウチくる傑作選”は、お笑いタレントの志村けん(68)をゲストに迎え、群馬県にある中山の実家に行った1999年2月の放送回。中山の母親の手料理を食べながら、お約束のボケを入れる志村に対し、飯島さんが「最近天狗になっちゃって、なかなかやんないんですよ」などとツッコむシーンが流れると、中山は「すごいね」と笑い、MCを務める中川翔子(32)は「愛さんカッコいい」と称賛した。

 番組終盤、“最も伝えたい最後の言葉”として、中山は飯島さんについて「愛ちゃんも、お疲れさまって言ってくれているんじゃないかなって思います」とし、「人から学ぶっていうんですかね。勉強して学ぶんじゃなくて、人から語り継がれて学ぶということが、『ウチくる!?』を通して一番勉強になりました」と語り、番組を締めくくっていた。

「7年半MCを務めた中川翔子も『ウチくる!?』は、思い出深いようで、“ずっと人って怖いんだ、人と話すこととか人に見られること、自分の気持ちを言うこと、全部が恐ろしいと思いながら、芸能界に入ってしまって、ずっと闇を抱えていたのが『ウチくる!?』に出会えて、すごく人が大好きになりました”と、目を潤ませながら告白していました。出演者たちにとっては、いろいろな意味で大切な番組だったようですね」(芸能誌記者)――また一つ、フジテレビの長寿番組が終わってしまいました。

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