ザクVSステルス機F-22ラプター、もし戦ったら勝つのはどっち?の画像
F-22ラプター

 2018年春――。太陽系を覆うフォトンベルトの異常で時空の歪みが発生。宇宙世紀を戦うガンダムが、現代の地球にタイムトラベル。突如現れた謎のモビルスーツ軍団に対し、米軍は直ちに宣戦布告。超テクノロジーの産物であるモビルスーツ群と、“人類最強”米軍最新兵器のガチンコバトルの幕が開いた!

ガンダム VS スーパーホーネット」(https://taishu.jp/articles/-/58451)、「ガンタンク VS M1エイブラムス」(https://taishu.jp/articles/-/58030)と仮想取組を行なってきたこの企画。では米軍の最新型戦闘機「F-22」を相手に、ジオン軍の「ザク」はどう戦うのだろうか。(※本特集はあくまで編集部の独自判断に基づいた仮想取組です)

■「ザクII 対 F-22ラプター」前提ルール

□戦場は宇宙ではなく地上、洋上、空(大気圏内)に限る。
□レーダー、誘導弾(ミサイル)を無力化するミノフスキー粒子という設定は無視。
□ガンダム側は索敵用のレーダー及び誘導弾が使えないが(そもそもミノフスキー粒子の設定なので装備していないことが多い)、米軍は兵器性能を最大に発揮できる。
□装甲の強度は、ガンダム側は米軍の2倍(従って1発で撃破可能な兵器でも、2発ヒットしないとダメ)。
□モビルスーツはファーストエピソード(1年戦争)時のもののみに限る。
□ビーム兵器の威力は、米軍が使用する通常弾の2倍とする。

■それぞれのスペック

●ザクII

全高:17.5m
全備重量:73.3t
ジェネレーター出力:951kw
スラスター総推力:43000kg
センサー有効範囲:3200m
装甲材質:超硬スチール合金
乗員:1名
武装:ザク・マシンガン、ザク・バズーカ、ヒート・ホーク他

●F-22ラプター

全長:18.92m
全高:5.08m
翼幅:13.56m
最大速度:M2.4
航続距離:約 2775km
実用上昇限度:15240m
乗員:1名
武装:空対空、空対地、空対艦ミサイル、20mmバルカン砲、各種爆弾

■ザクにステルス性能は無意味も……五分五分の好取組に!!

 作品中では“やられメカ”として描かれることも多かったジオン軍の量産型モビルスーツ・ザクII。対するは米空軍の最新ステルス戦闘機F-22ラプター。空を飛ぶ戦闘機と地を這うモビルスーツが直接対決するのは難しく、考えられるのは森の中にザクIIがひそみ、F-22が近づくのを待ち伏せする戦術だろうか。だがザクの全長は17.5m。これほどの大きな物体が隠れるのは至難の業。それでも見つからなかったとして話を進めていく。

 ステルス機は敵のレーダーに見つかりにくくする機体形状をしているが、人間の目はごまかせない。ザクのパイロットに発見されれば、その時点でステルス機だろうが在来機であろうが関係ないのだ。

 ザクはすぐさま主要装備である120mmマシンガンや280mmバズーカをF-22に発射。120mmもの大型弾を雨あられと撃ち込まれ弾幕を貼られては、F-22が逃げ切るのはなかなか難しい。翼にかすっただけでも飛行不能となるのは間違いない。

 しかしながら、辛くもこのザクの攻撃をかわしたとしよう。すると、F-22からはもはやザクがどこにいるのかは明白なものとなる。あとはザクから100kmぐらい一気に距離を離し、そこから長距離空対地ミサイルで攻撃。熱源の塊であるモビルスーツがミサイルから逃れるのは難しいだろう。よってこの勝負は最初に仕掛けたほうが必ず勝つというわけで、引き分け。

 米軍最強のステルス機であっても、ザク一機相手にギリギリの戦いを強いられるようだ。

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