由伸巨人、「V奪還」も見えてきた充実ぶりの画像
由伸巨人、「V奪還」も見えてきた充実ぶりの画像

 就任当初から不祥事や貧打に泣き、苦しい戦いを強いられてきた第18代監督。3年目にして、ついに光明が!

 高橋由伸監督が就任3年目のシーズンを迎え、今年こそV奪回を狙う巨人が、オープン戦で絶好調。「特筆すべきは、逆転勝ちの多さ。これは、チームに粘りが出てきたことを意味します。昨年は、1点差ゲームを13勝27敗と大きく負け越したことがBクラス低迷を招いたので、ここが改善されれば“リーグ優勝も大いにありえる”と、記者連中の間で話していますよ」(スポーツ紙デスク)

 実は、過去の巨人はオープン戦を首位で通過した年は、必ずAクラスに入っている。今年こそ、期待してもいいのだろうか!?「今年の巨人は、投打に明るい兆しが見えていますからね。一つ一つ見ていけば、勝てる要素がそろっているんです」(前同)

■上原浩治がメジャーリーグから復帰

 まずは、なんといっても投手陣。メジャーから復帰した上原浩治の加入で「抑え」が厚くなり、安定した勝利の方程式を築くベースができあがった。「チームに合流して、わずか10日後の3月20日、東京ドームの日本ハム戦に登板。ストレートと低めに制球されたスプリットで、1回を1奪三振、無失点に抑える盤石ぶりでした」(同)

 球速こそないものの、スピードガンには表れない打者の手元での「最後の伸び」があるので、おいそれとは打てないのだという。大物の帰還は、若手投手にも好影響を与えている。投げればゲームをぶち壊すイメージの澤村拓一も、今年は安定感を増し、戦力に計算できることが分かってきた。「これで、7、8、9の3回を上原、マシソン、カミネロ、澤村の4人で回していける。勝利の方程式が3人だとしたら、常に一人を休ませる余裕さえ出てきた」(巨人軍関係者)

 これを受けて、巨人軍では極秘に「もう一人の外国人投手を獲得しようか」という話が出ているという。「巨人の先発要員は、菅野、田口、野上、山口俊。昨年頑張った畠は調整が遅れ気味で、大竹、内海は微妙。そこで、5~6番目のローテ投手になれる外国人選手を物色しているんです」(巨人軍関係者)

 当初は新加入のヤングマンが、この役割を担うはずだったが、首脳陣は早くも見切りをつけたという。ともあれ、比較的安定している先発陣に、もう1枚戦力が加わるのなら、心強いことこのうえない。

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