■若手大喜利から新メンバー!?

「実は、『笑点』のスタッフも、このままではジリ貧だということに気がついており、新たなるリニューアルを考えているフシがみられます」(演芸評論家)

 林家木久扇が79歳、三遊亭小遊三と三遊亭好楽が70歳、三遊亭円楽が67歳という笑点レギュラーの高齢化を考えれば、リニューアルは常に考えておかねばならず、今回の一連の問題は、淀んだ番組をもう一度、活性化させるきっかけになる可能性があるわけだ。「次のリニューアルで、笑点は新たなメンバーで再出発する可能性があります。実は、BS日テレで放送中の『笑点特大号』における『若手大喜利』のメンバーは、いわば次期地上波レギュラーの待機場所。昇太も、たい平も、ここから地上波レギュラーに昇格したんです」(前同)

 むしろ、若手大喜利を経ずに抜擢された三平のパターンのほうがレアなのだ。次回、リニューアルがあるとしたら、三平の「失敗」を教訓に、レギュラーは『若手大喜利』のメンバーから選ばれるものと思われる。「現在の待機組で、次のレギュラーに近いといわれているのは実力派の二つ目、桂宮治(41)、次世代のホープで、昨年真打ちに昇進した鈴々舎馬るこ(37)、2011年に公開された映画『落語物語』で主役を演じた柳家わさび(37)など。誰が次のレギュラーに選ばれても不思議ではありません」(同)

 再リニューアルをきっかけに『笑点』に、また新しい風が吹く可能性がある。「私たちが昔、見ていたような、教養が見え隠れるするような番組になってほしい」(泰葉さん)

 災い転じて福、となればいいのだが。

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