ドラえもん名作「天井うらの宇宙戦争」、かわいすぎる“天然姫”の魅力

 3月31日土曜日の朝5時20分から、テレビ朝日にて『映画公開記念! 朝からドラえもん』として、ファンにも人気の高い『天井うらの宇宙戦争』がひっそり再放送されていた。

 このエピソードは、のび太がドラえもんのひみつ道具「スペースウォーズ・ゲームセット」で遊んでいるところに、見知らぬ小さな宇宙船が紛れ込んでくるという話で、2017年8月の『夏祭りだよ!アニメ1時間スペシャル』で“名作リメイク”第2弾としてオンエアされた。

 宇宙船からは小型のロボットが現れ、リリパット星のアーレ姫と名乗る少女の立体映像を映し出す。それは、星を征服した悪者「アカンベーダー」に捕まっているアーレ姫が助けを求めるもので、のび太たちは彼女を救うべく、冒険へと旅立つ。

 名前の通り、ダースベーダーを模したアカンベーダーや、ストームトルーパー風の敵キャラ、タイ・ファイター型の戦闘機のデザインなど、随所に映画『スター・ウォーズ』のオマージュがうかがえるこのエピソード。過去に何度もリメイクされてきた人気作で、のび太が得意技の射撃で魅せる戦闘シーンは迫力も十分。だが、ファンから名作と評されるのは、やはりヒロインのアーレ姫の魅力あってのことだろう。

 立体映像の中、アーレ姫は緊迫した表情で助けを乞うのだが、人気声優の内田真礼(28)が声を吹き込んだ今作のアーレ姫は、原作や過去のアニメ版とはまったく違う“天然キャラ”に仕上がっている。助けを求める姿はどこかあっけらかんとしており、ドラえもんも思わず「いまいち緊迫感がない」とツッコミを入れるほど。

 彼女は閉じ込められた牢屋で爆睡し、助けに来た二人の名前も「のらえもん」「こびた」と間違える。のび太がアカンベーダーと必死で戦う姿を見て「なんとすばらしい剣さばき」とどこか浮世離れした声をかけ、一同が急いでいるときに「ぜひこの勲章を」と何度も勲章を差し出そうとしてしまう。このアレンジは、緊張感のあるシーンをつなげるよりも、どこかクスッと笑える場所を作り、子どもたちにも飽きさせない工夫だろう。

 てんとう虫コミックス19巻に収録される、原作ファンからも評価の高いこのエピソード。期待値は高かったが、時代にあわせたアレンジが大成功した作品だ。

 4月6日放送の『ドラえもん』も、てんとう虫コミックス9巻の人気エピソードの『ツチノコみつけた』が放送される。どのようなアレンジを入れてくるか楽しみだ。

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