中国・習近平主席&ロシア・プーチン大統領、二大強国「永久独裁化」への一本道

 3月18日、ロシアで大統領選が行われ、プーチン大統領が勝利。通算4選、任期を6年伸ばした。「憲法で大統領の3選が禁止されているため、2008年から4年間だけ腹心のメドベージェフ氏を大統領に据え、自らは首相に収まり、権力を維持したのを含めると、21世紀のロシアでは、プーチン政権がずっと続いていることになります」(全国紙国際部記者)

 さらに、憲法改正で大統領の任期を4年から6年に延長。今回の勝利で24年までの在任を確実にした。「3選禁止は変わらずなので、もう一度誰かを大統領に就けて実効支配を続けることになるでしょう。まさに、21世紀のツァーリ(ロシア皇帝)ですよ」(前同)

 これだけプーチン政権が続く背景には、任期の間にエネルギー政策などで経済を安定させる一方、「強いロシア」の復活を標榜し、チェチェンやクリミアへの侵攻を行うなど、ロシアの存在感を示し続けていることへの支持がある。「一方で、国内では思想・言論弾圧を強め、政府に批判的な歌を歌ったバンドのメンバーを逮捕したり、先日、モスクワで行われた自らの業績を称える展覧会で、大統領選に出馬を表明した女性政治家を天井から吊るすようなアート作品を展示したりと、国民への恐怖支配も強めています」(在モスクワ政治記者)

 さらに、英国に亡命した元スパイを猛毒の神経剤で暗殺しようとしたとして、国際社会から集中砲火。「ロシアの外交官を追放する事態となっていますが、本人はどこ吹く風で、報復を検討中。今後も強権的な姿勢が続くでしょう」(前同)

■北朝鮮の金正恩委員長は電撃訪中し、詫びを入れに行った

 そして、お隣の中国でも、習近平国家主席が改憲により、国家主席の任期撤廃を決定。これにより、実質「皇帝」と同じ終身独裁体制が確立した。「実際、習政権は習氏の過去の農村での苦労譚などを美談に仕立て上げる教育を行うなど、個人崇拝の色を強めています。これは毛沢東時代以降、中国共産党がタブーとしてきたことなんです」(前出の国際部記者)

 中国はここ数年来、「一帯一路構想」と呼ばれる、アジア~アフリカまでを視野に入れた中国中心の世界経済・政治秩序の構築を目指して活動している。「アメリカが主導していたTPPに対抗し、中国主導の経済連合AIIBを創設したり、トランプ大統領の提唱する制裁関税に真っ向勝負で貿易戦争を始めたりと、米国に代わる世界のリーダーへの野望をむき出しにしています。また、南沙諸島での強引な勢力拡大など、海洋覇権を狙う動きも活発。アフリカ諸国にも積極的に投資し、力と金の両面で世界制覇を狙っています」(前同)

 北朝鮮の金正恩委員長が電撃訪中し、習主席と会談した件も、「習氏を飛び越えてトランプ大統領とのトップ会談を画策した金正恩氏が、習氏に詫びを入れに行ったという見方が正しい。習氏にしてみれば、子分に勝手な真似はさせないぞというメッセージだった」(前同)

 強大な権限を手に入れた中露のトップが、国際ゲームの主役を演じ続けるか?

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