他局の大喜利に出た『笑点』メンバーは? 「昭和のお笑いテレビ番組」雑学クイズの画像
他局の大喜利に出た『笑点』メンバーは? 「昭和のお笑いテレビ番組」雑学クイズの画像

 4月はテレビの改編期。番組は変わっても、結局は同じようなバラエティ番組ばかりでウンザリ。そんなアナタに、懐かしいお笑い番組に関する問題を用意しました。(文中敬称略)

【Q1】他局の大喜利に出た『笑点』メンバーは?

 現在、「大喜利」といえば『笑点』(日テレ系)の独壇場ですが、かつてはこれを目玉コーナーとする番組がいくつもありました。1975(昭和50)年から放送された『末廣演芸会』(テレ朝系=当初はNET系)は、キャバレー太郎と呼ばれた実業家・福富太郎の司会。大喜利コーナーでは、ネタがイマイチだった落語家は、顔に墨を塗られる趣向でした。

 柳家小三治、三國一朗、フランキー堺らが司会を歴任したのが、NHKの『お好み演芸会』(73~91年)。大喜利コーナーには、春風亭柳昇、三遊亭圓歌、桂枝雀、三遊亭金馬(当代)、月の家圓鏡(のちに橘家円蔵)、先代の林家三平春風亭小朝ら、錚々たる面々が出演していました。実はこの番組には意外にも、立川談志、三遊亭圓楽(先代)と、『笑点』の司会を務めた人物がレギュラーだった時期があります。

 また、『笑点』現役メンバーの中にも、『お好み演芸会』の大喜利に出ていた人物がいます。さて、それは次の誰?(いずれも現在の芸名)

  • (1)林家木久扇
  • (2)三遊亭好楽
  • (3)三遊亭小遊三

【Q2】怪物番組の休止期間に放送された番組は?

 1969(昭和44)年から1985(昭和60)年まで放送された『8時だョ!全員集合』(TBS系)は、テレビ界で怪物番組と呼ばれていました。視聴率が40%以上を記録することはザラ、最高視聴率は73年4月7日放送の50.5%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)というから驚きです。実はそんな超人気番組も、71年4月から半年間だけ放送が休止されたことがあります。その期間は、別の人気グループによる類似した番組が放送されていました。さて、それがどのグループが出た、なんという番組でしょう?

  • (1)てんぷくトリオの『8時だョ!天下泰平』
  • (2)レツゴー三匹の『8時だョ!危機一髪』
  • (3)ハナ肇とクレージー・キャッツの『8時だョ!出発進行』

【Q3】野球拳番組が倒した強力な裏番組は?

『~全員集合』の半年前、69年4月開始の『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』(日テレ系)は、「野球拳」で一世を風靡した番組です。野球拳はもともと、愛媛県に伝わる宴会芸的なゲームでしたが、それが、じゃんけんで負けた者が脱衣するローカルルールが一部で広まりました。この番組は、その敗者脱衣方式を採用。低俗番組として批判されながらも、主に男性視聴者を釘づけにします。そして、結果的に強力な裏番組をぶっとばすことに成功するのです。さて、その裏番組とは次のどれでしょう?

  • (1)大河ドラマ『天と地と』(NHK)
  • (2)ドラマ『キイハンター』(TBS系)
  • (3)アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)
●A答え 出題/小泉珍事郎 ■Q1=3【解説】小遊三の『お好み~』出演期は二つ目時代の75~77年。『笑点』レギュラー入りは83年です。なお、春風亭昇太も『お好み~』に出ていました。 ■Q2=3【解説】当時ドリフとクレージーが所属する渡辺プロが、ドリフを他局の別番組に半年間出演させることになり、その穴埋めとして、ピークを過ぎ再浮上を狙っていたクレージーの起用を望んだといわれます。 ■Q3=1【解説】『天と地と』は大河ドラマ初のカラー作品で、主人公の上杉謙信を石坂浩二が演じています。『裏番組~』は、開始から3か月強で大河ドラマの視聴率を凌駕しました。

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