坂上忍
坂上忍

 変革のフジテレビ、無風だった日本テレビなど差はあるが、今年も行われたテレビ局“春の番組改編”。そんな中、本誌は、各局の命運を握る帯番組の司会者に注目。内部情報から気になるギャラ事情まで、総力レポートする!

■フジテレビは坂上忍頼み

 今回の改編で、司会を務めるレギュラー番組を2本も増やしたのが坂上忍(50)。「『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)と、『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)が新たにスタートする他、レギュラーは計10本。特にフジは“坂上頼み”状態です」(放送作家)

 局が彼を重宝するのには当然、理由がある。「番組を成功させるためには、視聴者に安心感を与える“重し”が必要ですが、長い芸歴を持つ坂上さんはそれが十分に備わっている。にもかかわらず、そこまでギャラが高くなく、オファーしやすいんです」(前同)

 お昼の情報番組『バイキング』(フジ系)のギャラは、「おそらく“帯番組ディスカウント”が適用されて1回40~50万円でしょう。前番組の『いいとも!』のタモリさんは1回200万円超といわれてましたから、コスパは抜群にいい」(同)

 とは言うものの、他の司会を務めるレギュラー番組が、「1本100万円ほどでは」(同)と言うから、CMなども入れると、年収5億円超えは軽いだろう。今改編でのアップ率は1位か!? 今年の年始には『バイキング』のスタッフのため、自腹でお年玉抽選会を大盤振る舞いしたという坂上。「毎日、20万円の当たりくじを2本、5日間やりましたから、自腹総額は200万円。さすが億万長者です!」(番組関係者)

■有働アナ&イノッチに代わり、博多華丸・大吉が『あさイチ』

 NHKを電撃退局した有働由美子アナとV6の井ノ原快彦に代わり、この4月から『あさイチ』(NHK)の新MCに就任したのは、博多華丸(48)・大吉(47)。ぎこちないながらも明るい司会ぶりで、周囲の評価は上々。帯番組の司会だけに、大幅な年収増となると思われたが、広告代理店関係者はこう言う。「NHKのギャラは民放と違い、とにかく安い。また、同局も民放と同じく“実績”を重視する。NHKでの司会経験がほぼない彼らのギャラは現時点で、2人で1回20万円程度でしょう。ただ、同番組が好調で続けば、値上げされていきます」

 破格の安さに思えるが、彼らは他にも5本のレギュラーを持ち、「1本30~40万円」(前同)と言われる。「CMにも出ていてピンの仕事もある。おそらく各々の稼ぎは、1億5000万円くらいはあると思います」(前出の放送作家)

■羽鳥慎一や宮根誠司は!?

 新生『あさイチ』の強力なライバル、同時間帯視聴率トップの『モーニングショー』(テレビ朝日系)の羽鳥慎一(47)は、どうか?「羽鳥さんのギャラは、1回100万円といわれています。かなりの高額に思えますが、その功績を考えれば安いものです」(前同)

 その功績とは?「彼の安定した司会ぶりで年配視聴者層をがっちりつかみ、昼の『徹子の部屋』、夕方の『相棒』再放送、そしてゴールデンへと、チャンネルを変えさせない“流れ”を作っています。テレ朝への貢献度は抜群」(同)

 気になる年収は、「他にもゴールデン帯のレギュラーが3本。日テレの『24時間テレビ』などの特番の司会も多く、年収7億円以上は間違いない」(同) 女性誌に先日、羽鳥の元嫁が「年収7億円もあるのにケチ」とボヤいているとの記事が出たが、やはり、そんなに稼いでいたのだ。

 羽鳥と同事務所の『情報ライブ ミヤネ屋』(日テレ系)MCの宮根誠司(54)も、高額ギャラで有名。「以前、特番のゲストにキャスティングした際、1回200万円と聞いて驚きました。BIG3クラスの価格です。『ミヤネ屋』も帯ディスカウントがあっても、1本100万円はあるでしょう」(制作会社関係者)となると、年収は3億円はくだらないだろう。

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