【実践2】ボートレース

 競馬の勢いに続いて、他のギャンブルも試してみようとボートレースにも参加してみた。しかし、競馬と違って配当が安く、点数を広げられないのが、このギャンブル。予想を販売しているAIの数も少なく、予想の販売価格も競馬に比べると、かなり高額。ガチな匂いが私をビビらせる。なので、一発勝負で舟券を購入してみた。2月14日、江戸川12R、GI関東地区選手権の優勝戦。買った予想は、2連単1⇔3、1⇒2、1⇒5の4点。当然1番人気の1号艇金子拓矢からの流し舟券だった。また堅い……。お金を使わないと、編集長に女子大生扱いされてしまう。しかし現実問題、競馬で勝ったお金は池袋に消えてしまい、ギャンブル専用口座のお金は1万円を切っていた。

 ゆえに1000円ずつ流すと……結果は、金子の惚れ惚れする逃げ切りで、2連単1⇒5で1万7500円。あー、もっと買っておけばよかった……それでも1万3500円も浮いた! AI予想に丸のっかりしていれば、編集長にコキ使われて、こんな原稿を書いて、安い給料をもらうより、よっぽど簡単に儲かるじゃん。

【実践3】ばんえい競馬

 夢のギャンブル生活を送るべく、最後に挑戦したのは世界で唯一、帯広で開催されているばんえい競馬。ページが進むにつれ、どんどんマニアックなギャンブルになっていることをお許しください(笑)。というのも、知っているギャンブルだと、どうしても自分の予想が入ってしまう。機械的に賭けるというのは意外と難しい。ギャンブル好きの一番の問題点かもしれません。

 2月12日の9Rから始めると、AIが導き出した予想は1番人気サダノワークスが頭の3連単フォーメーションだが、結果は1番人気が1着に来たものの、2着の5番人気馬が拾えず、外れ。続く10Rも、外れ。やっぱり、AI予想でギャンブル生活なんて、単なる夢物語でしかないのか。

 11RはAIの本命は3番人気で大外9番のメトーイチバン。同馬の単勝、馬連で勝負しろと書かれていたので購入。しかし、ばんえい競馬の浅い知識だけど、大外と最内はコースを利用する頻度が少ないため、砂が深く不利と聞いたことがある。「本当にメトーイチバンでいいのだろうか……」

 一度、湧いた感情を抑えるのが、どれほど難しいことだろう。そんな中で1頭、別の馬が気になり始めた。3番のホクショウユズル。「朝のワイドショーで、羽生結弦が平昌に入ったって言っていたな……」

 まさにAI予想の対局にある根拠のないサイン予想。“これで来たら悔しい”――滅多に賭けないギャンブルなのに、来るような気がして仕方ない。AI予想と別に羽生馬券も購入してみた。結果は……1着ホクショウユヅルで、ワイド1030円をゲット。AI馬券代も回収できた(笑)。

 ということで、絶対に当たる! という検証記事にはならなかったが、最初に書いたように今後、AIが競馬予想の主軸になることは間違いない。ただ、今回のばんえい競馬のように、今なら人間の勝てるチャンスは残されている。そこのバランスを取りながら、これからのギャンブルライフを楽しもう。

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