地球連邦軍・ホワイトベースVS米軍母艦、もし戦ったら勝つのはどっち?の画像
強襲揚陸艦エセックス

 2018年春――。太陽系を覆うフォトンベルトの異常で時空の歪みが発生。宇宙世紀を戦うガンダムが、現代の地球にタイムトラベル。突如現れた謎のモビルスーツ軍団に対し、米軍は直ちに宣戦布告。超テクノロジーの産物であるモビルスーツ群と、“人類最強”米軍最新兵器のガチンコバトルの幕が開いた!

ガンダム VS スーパーホーネット」(https://taishu.jp/articles/-/58451)、「ガンタンク VS M1エイブラムス」(https://taishu.jp/articles/-/58030)、と仮想取組を行なってきたこの企画。では母艦対決として、「ホワイトベース」と米軍の空母「エセックス」が戦ったらどうなるか。(※本特集はあくまで編集部の独自判断に基づいた仮想取組です)

■「ホワイトベース 対 強襲揚陸艦エセックス」前提ルール

□戦場は宇宙ではなく地上、洋上、空(大気圏内)に限る。
□レーダー、誘導弾(ミサイル)を無力化するミノフスキー粒子という設定は無視。
□ガンダム側は索敵用のレーダー及び誘導弾が使えないが(そもそもミノフスキー粒子の設定なので装備していないことが多い)、米軍は兵器性能を最大に発揮できる。
□装甲の強度は、ガンダム側は米軍の2倍(従って1発で撃破可能な兵器でも、2発ヒットしないとダメ)。
□モビルスーツはファーストエピソード(1年戦争)時のもののみに限る。
□ビーム兵器の威力は、米軍が使用する通常弾の2倍とする。

■それぞれのスペック

●ホワイトベース

全高:93m(艦橋まで83m) 
全長:262m 
全幅:202.5m 
重量:32000t 
出力:550000hp 
総推力:550000t 
推進機関:4連装熱核ハイブリッド・エンジン・システム×2、ミノフスキー・クラフト・システム 
装甲材質:ルナチタニウム合金 
有効射程:72km(主砲・地上) 
乗員人数 最高収容数:500名
搭載機数:詳細不明
武装:52cm火薬式主砲×1、連装メガ粒子砲×2(計4門)、連装機関砲×18(計36門)
ミサイルランチャー×32 

●強襲揚陸艦エセックス

満載排水量:40650t~41335t 
全長:257.3m 
全幅:42.7m 
吃水:8.0m 
機関:蒸気タービン2基2軸推進 
乗員:約1100名 
兵装:Mk.38 25mm単装機銃×3基、Mk.15 20mmCIWS×3基、M2.12.7mm単装機銃×4~8基、Mk.29短SAM8連装ミサイル発射機 2基、Mk.49近SAM21連装ミサイル発射機 2基 
艦載機:AV-8B×6機 、CH-46×12機、CH-53E×4機、AH-1W×4機、UH-1N×2機 、MH-60S×2機 
艦載艇:LCACエアクッション揚陸艇×3隻 

■規模は米軍に軍配も火力差が圧倒的!!

 ここでは宇宙世紀を代表する強襲揚陸艦ホワイトベースと、在日米海軍を代表する強襲揚陸艦エセックスを比較してみよう。

 まずはその大きさ。ホワイトベースの全長は262m(諸説あり)、全幅202.5m、重量32,000t。エセックスは全長257m、全幅34m、排水量40236t。ホワイトベースは宇宙だろうが洋上だろうが、そして大気中であっても飛行可能であるが、エセックスは当然ながら飛行できない。

 搭載機数はホワイトベースに関しては公式資料がないが、作品を参考にすると、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの3体のモビルスーツと航空宇宙機を10機程度搭載していた。

 エセックスは垂直発着艦可能な攻撃機AV-8Bを8機、各種ヘリを約20機搭載している。こうして比べてみると、両者の規模が意外にも近いことが判明した。

 ところがホワイトベースのすごいところは連装メガ粒子砲2基、連装機関砲18基、ミサイルランチャー32基が装備されているところ。エセックスには対空ミサイルの発射基が4基のみ。そもそも米海軍では強襲揚陸艦を1隻だけで運用することは考えておらず、護衛用の艦艇と共に行動するからだ。

 この点はホワイトベースとは大きく違うところ。艦載機等を無視して、両者がもしタイマンで戦うならば、ホワイトベースの火力の前にエセックスは太刀打ちできないだろう。

 現代の軍事技術が結集した最強母艦も、ブライト艦長の指揮するホワイトベースには勝てないという結果となった!

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