ジオン軍「ランバ・ラル隊」VS米軍特殊部隊「SEALs」、もし戦ったら勝つのはどっち?の画像
米海軍特殊作戦部隊SEALs

 2018年春――。太陽系を覆うフォトンベルトの異常で時空の歪みが発生。宇宙世紀を戦うガンダムが、現代の地球にタイムトラベル。突如現れた謎のモビルスーツ軍団に対し、米軍は直ちに宣戦布告。超テクノロジーの産物であるモビルスーツ群と、“人類最強”米軍最新兵器のガチンコバトルの幕が開いた!

ガンダム VS スーパーホーネット」(https://taishu.jp/articles/-/58451)、「ガンタンク VS M1エイブラムス」(https://taishu.jp/articles/-/58030)、と仮想取組を行なってきたこの企画。ではゲリラ戦であったら……。ジオン軍の“ゲリラ屋”ランバ・ラル隊が、米海軍特殊作戦部隊SEALsとぶつかったらどちらが勝つのか。(※本特集はあくまで編集部の独自判断に基づいた仮想取組です)

■正々堂々すぎるラルの性格が災いか!?

 勇猛果敢、猪突猛進、下手な小細工や卑怯な振る舞いは一切しない男、ランバ・ラル。敵ながらアムロの成長に一役買った男気にしびれたファンも多いはず。彼が率いたランバ・ラル隊は独立愚連隊でありながら、ゲリラ戦を得意とする特殊部隊と言えるだろう。

 そんな彼らと、ビンラディンの討伐にも成功した米海軍特殊作戦部隊SEALsを戦わせてみた。参考にしたのはランバ・ラル隊がホワイトベースへと直接乗り込んで戦ったガンダム史上最高の白兵戦だ。

 キュイ揚兵戦車で続々と木馬に乗り込んでいくランバ・ラル隊。だが、乗り込んでからは行き当たりばったりの戦いを慣行。これも“正々堂々の勝負”というラルなりの美学なのか、特殊部隊の基本であるタクティカルフォーメーション(戦術陣形)など意に介さず、物量だけで勝負を挑んだ。

 もしSEALsならば4名、ないし8名で1つのフォーメーションを組み、他チームとも連携を取りながら、区画ごとにていねいに制圧していくだろう。1対1で戦うのはおろかであり、常に1対2、もしくは1対4という数的有利を保ちながら戦うSEALs戦術に野戦では最強を自負するランバ・ラル隊も苦戦するはず。

 作品中も艦橋奪取に失敗し、ラルは自決している。現実的にも近接戦闘に強いSEALsに完敗するのではないだろうか……。

■ここまできた! 「ガンダム」に近づいた現代の軍事テクノロジー

「ガンダムなんてまったくの架空の話」とも言えない時代がやってきた。なんと現実世界の軍事兵器もガンダム世界に近づきつつあるのだ。例えばガンダムのメインウェポンであるビームライフル。将来的に兵器として電磁気を使おうという流れが現実にある。2007年より米海軍が砲弾発射のための推進火薬の1つとして電磁気を使おうと研究に入っているのだ。もしかするとこれが、後にビームライフルとなる可能性は充分にある。

 兵器としてロボットを使っていこうという考え方は、もはや主流である。これも米軍をはじめとして自衛隊でも研究を進めている。ただロボットを兵器として使う理由は、「兵士がその身を危険に晒すことなく任務を遂行するため」という前提がある。よって、現在開発中のロボットはすべて無人。2本足で直立歩行するロボットに関してはその性能が疑問視すらされている。

 これはガンダムファンには残念な傾向と言えなくもない。しかしながら、ガンダムの世界観がまったくの絵空事ではない時代が迫っているのはまぎれもない事実なのである。

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