出川哲朗
出川哲朗

 4月14日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)に、お笑いタレントの出川哲朗(54)が出演。30年通い続けたハンバーグ店のおいしさを独特の表現で語り、MCを務めるチュートリアル徳井義実(43)らを困惑させた。

 今回の放送は、ロケで日本全国、さらに世界55か国を巡り、あらゆる本場グルメを味わってきた出川が、「ガチでヤバい!」と絶賛する料理を紹介していく。番組冒頭、徳井が出川に「味分かるんすか? 味覚、小学生みたいなイメージがあるんですけど」とぶっちゃけ質問。すると、出川は自信ありげに、自分こそ“芸能界イチのグルマー”であり、「グルマーとはグルメよりもっと上」なのだと、謎の持論を披露した。

 出川は最初に石川県の寿司店を紹介した後、自分が昔から大好きだからと、ハンバーグがとびっきりおいしいという店を紹介した。それは出川が30年通い続けている渋谷の有名店「ゴールドラッシュ 本店」で、20代前半で専門学校の同級生ウッチャンナンチャンと劇団を旗上げして、アルバイトをしながら役者を目指していた頃、ハンバーグがたまのご褒美だったという。

 VTRで人気メニュー「ハーフ&ハーフハンバーグ」を焼いている映像が流れると、出川は「ハンバーグは鉄板じゃないと嫌なんですよ」と、こだわりを語りつつ「まず(形が)丸まってるのよね」「普通のハンバーグより濃厚なんですよね」と解説。徳井は1軒目の寿司店で連発した言葉と同じ表現を使う出川に、「丸、好きやなぁ~」「ふた言目には”濃厚”」とツッコんだうえで、ハンバーグの上にのったチーズについて「どういうチーズなんですか?」と質問した。

 すると出川は「普通のチーズより、のう、のう、あの……」と、またもや“濃厚”と言いそうになって、徳井に「濃厚禁止」とダメ出しされてしまう。すると、出川は「普通のチーズを2枚重ねにしたような味」と体裁を整えたのだが、ソースについて「ほどよい薄さ」と、またもや独特の表現。ゲストの歌手でタレントの高橋みなみ(27)に「薄かった? あのソース、けっこうスパイシーじゃなかったでしたっけ?」とツッコまれてしまう。

 すると、ゴールドラッシュに何度も行っているというゲストの勝俣州和(53)が、見かねたように「ハンバーグがおいしいのは、肉のおいしさだけじゃないんです。和牛の脂を混ぜてるから、甘さが出るんです」「チーズの下にね、マスタードとマヨネーズが塗ってあるから、チーズとハンバーグをつなぐんです」「先ほど、出川さんがデミソースが薄いって言ったのは違うんです。あれ、隠し味でしょうゆを入れているんで、和風に近づけているんです」と完璧に解説。

 これを聞きながら、出川は目を泳がせつつ沈黙し、勝俣がドヤ顔で語り終わると、不愉快そうに睨みつけていた。徳井に「どうしたんすか?」と問われると、出川は収録の前日に勝俣が共演すると知り、「なんで入れたんだ? (自分よりも)アンポンタンな人を呼んでもらわないと」と思ったと告白し、スタジオの笑いを誘った。

「出川が『電波少年』シリーズ(日本テレビ系)などに出演して知名度が上がると、テレビでのイジられキャラのままに、街中でも若者たちから同じような扱いを受け、それがチーマーたちによる“出川狩り”になりました。そのため、チーマーがたむろしている渋谷に近寄れず、5年間ほど大好きなゴールドラッシュに行けなかったそうです」(お笑いライター)――レポートはイマイチでしたが、今でも行っているそうです。

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