元芸人“億り人”が指南! 目からウロコの「お金の貯め方」の画像
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 牛丼、ワイン、医療保険料……4月に入り、さまざまなものが値上げされた。お金を貯めようにもなかなか難しい現代日本で、無駄な出費を徹底的に排除する超優良コスパ生活を送っている男がいる。それが元芸人・井村俊哉氏(33)。株式投資で成功し、“億り人”になったという彼は、高級外車を乗り回し、ド派手な生活をしていると思いきや、これがまったく違うのだ。

 井村氏は本誌記者の生活に対し、「5万円もするベッドを買った!? コスパが悪いですよ」と、非コスパ生活を非難するコメント。これが本当に億の資産を保有する人間の言葉かと一瞬疑ったが、徹底的に無駄な金を使わない生活だからこそ、これほどまでに金が貯まったのだ。「1円たりとも損をしたくない」と言い切る井村氏から、衣・食・住3つの視点で、お金の貯め方を学ぶ!

■日本最安値「4段階家電購入法」

 まずは住。この4月は新生活が始まり、大型家電やパソコン、カメラなどを新調したい時期だろう。読者の中には、家電量販店で言葉巧みな店員に促されるまま、店頭価格で商品を購入する方もいるとは思うが、井村氏はこう言うのだ。「それは、めちゃくちゃ損をしています。僕がやっている、自称“日本一安く家電を買う方法”を伝授します」(井村氏=以下同)

 ではさっそく、井村式家電購入法を拝聴しよう。「僕は、安かろう悪かろうは大嫌いで、良い物を安く買うことが前提です。自分の例で説明しますが、先日、子どもの成長を記録しようと、高級一眼レフカメラと遜色ない、ミラーレス一眼を買おうと思ったんです。ネットである程度調べたところ、どうやら8万円程度で良い物がある。そこで、まずは、どのメーカーの、どの商品が良いか、“プロ”の元に情報収集しに行くんです」

 井村氏の言う“プロ”とは、ビックカメラやヨドバシカメラなど大型家電量販店の店員のこと。「彼らは訓練されていて知識が豊富で、かつ店舗数が多いために行きやすいんです」とのことで、井村はそれらを「ショールーム」と呼ぶ。ショールームで情報収集をし、買いたい商品を決定した井村氏は当然のように、それを買わずに帰宅。パソコンの前に座る。「次にやるのは底値調査です。価格ドットコムやアマゾンなど、いくつかのサイトを見比べれば、欲しい商品の底値が分かります」

 底値を知った彼が、いざ購入に向かうのは、関東地方の他、長野県、新潟県、愛知県などにも店舗を持つ家電量販店の「ノジマ」だ。ノジマで買うのは大きな理由があるのだが、購入までの流れの中で、それを明かしたい。「ノジマの売り場でやることはまず、調べてきた底値を店員さんに提示するんです。それで、それとは同額までにはならなくても、それに近い価格まで下げてくれる可能性が高いんです」

 だが、まだ買ってはいけない。井村氏が次に取り出すのが、ノジマで購入する最大の理由でもある、ノジマの株主優待券だ。通常、株主優待券といえば、株主だけに配られるもののはずだが、「各企業は株主優待券の転売を許可していませんが、実態としてはネットオークションや金券ショップで売買されています。現時点では、購入代金から最大で10%オフしてくれるノジマの株主優待券の束が、そうしたところで1枚約100円程度で売買されているんです」

 そうしてゲットした株主優待券を購入時に使うことで、大幅な値引きに。「さらに購入するノジマがパルコなどのテナントに入っているならば、“パルコカードで10%オフ”などを狙って買いに行く。そうすれば、カード引き落とし時に、さらに10%割引されるんです」

 結果、井村氏は当初8万円弱のカメラを、6万円を優に切る価格で買えたと言う。「僕の場合はさらに、ノジマのアプリのクーポンでポイントをもらい、加えて、これまた株主優待の来店ポイントを足繁くお店に通って貯めていたので、日本トップクラスにお得に買えました」

 店にしてみれば、ポイントラッシュによる値下げ地獄!? ちなみにノジマが遠方でも、ノジマのネットショップで商品を購入後、株主優待券を郵送すれば10%分をポイントとして還元してくれるというから、誰でもできそうだ。

 以上が、情報収集、底値調査、値引き、優待券&ポイント駆使という“井村式4段階家電購入法”だ!

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