萩原さちこ(城郭ライター)「お城には日本人の知恵と美意識が詰まっています」麻美ゆまのあなたに会いたい!

 歴史好きのお父サンは必見! 今週、私が会いに行ったのは“城郭ライター”の萩原さちこさんです。今までに、なんと1000以上のお城を巡り、関連本を14冊も出版されているんです。これを機会に城マニアになっちゃうかも!?

ゆま「萩原さんの本を何冊か読ませてもらったんですが、すっごく分かりやすくて、面白かったです。『旅好き女子の城萌えバイブル』や『城めぐり手帖』なんかは女子や初心者向けになっていて、かわいらしい作り。これを持って、お城に行きたくなりますね」

萩原「ありがとうございます。お城の本はどうしても研究者が書いた難しい物が多いんです。それはそれで内容も深く、勉強になるんですが、“もっと気軽にお城を知れる本があってもいいのでは?”との思いがあるので、すごくうれしいです」

ゆま「コレなんかもステキ。『7つの魅力でとことん楽しむ! 日本100名城めぐりの旅』。お城のスタンプラリーみたいな遊び心があると、ますます、お城巡りをしたくなります。いつ頃から、お城が好きなんですか?」

萩原「子どもの頃からです。大人になってからも趣味で時間があれば、いろいろなお城を巡っていました。ただ、この仕事を始めたのは7年ほど前。それまでは全然関係のない広告関係の編集者をやっていたんです」

ゆま「へえー。キッカケはあるんですか?」

萩原「もっと一般の方に、お城の面白さを知ってもらいたいと思ったからです。前述しましたように、今までのお城の本は学術的で専門用語も多く、歴史好きでなければなかなか手に取れない感じだったんですね」

ゆま「確かに(笑)」

萩原「そうなると一部の人しか、お城を見に行かない。でも、お城は個人の所有物ではありませんから。何より、保存や管理をしていかないと、どんどん廃れてしまうんです。城好きの私としては、それは悲しいし、もったいない。より多くの人に、お城の魅力と文化的価値を伝えて、訪れてもらいたい。そんな使命感に駆られたんですね(笑)」

ゆま「かっこいい。私にもお城の楽しみ方を教えてください。私はお城を見ても、遠くから“きれいだなぁ”と思う程度で……(笑)」

萩原「それで全然いいんです。お城の美しさを味わうのも一つの楽しみ方。特に女性は、天守のある豪華絢爛なお城が好きですね。男性はわりと戦いが好きなので、城の軍事的な部分や仕掛けなんかを知ると、より面白さが増すと思います」

ゆま「お城には、いろんな見方があるんですね」

萩原「そうなんです。私はけっこう、地形好きなので、城が建てられた場所の“高低差”などを知って、ワクワクするタイプです」

ゆま「地形って、どういうふうに楽しむんですか?」

萩原「基本的に、お城は高い場所に造られるんですね。戦国時代の“山城”などはまさにソレで、山の地形をうまく利用して構築されているんです。関東平野は高い山がないので、丘陵の突端を使ったり、ダイナミックな堀で守りを固めたりするなど、地域ごとの特徴や工夫もあります。なぜ、この場所に建築されたのか、立地からも分かりますよ」

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