永野芽郁
永野芽郁

 永野芽郁(18)がヒロインの鈴愛を演じる、連続テレビ小説半分、青い。』(NHK)は3週目を迎えていよいよ面白くなってきた。バブル景気の絶頂だった雰囲気を描く、細かな演出にも注目だが、やはり役者陣の演技にも注目したい。

 4月16日の放送回では、高校3年生となった鈴愛たちが青春を謳歌していた。律(佐藤健/29)は下級生女子に人気の美男子に成長したが、鈴愛は子どもの頃のまま、元気いっぱい。左耳は聴力を失っていたが、つけ耳を駆使して声の小さい教師に大きな声で話すことを促すなど、たくましい姿を見せ、今でも律ら幼なじみと親しくしていた。そんなある日、つくし食堂に見慣れない客(鈴木伸之/25)が訪れる。鈴愛の母、晴(松雪泰子/45)が彼にお茶を出すと、松任谷由実のヒット曲『リフレインが叫んでる』が流れ、二人は何やらいい雰囲気に。最後に「To Be Continued……」という朝ドラらしからぬテロップが流れる、という展開だった。

 脚本家の北川悦吏子氏(56)による、遊び心あふれる演出にも恐れ入ったが、ついに永野芽郁がヒロイン鈴愛として本格的に動き出し、ワクワク感が止まらない。子役時代の矢崎由紗(8)の明るい演技を見事に引き継いでいて、話し言葉や「ふぎょぎょ」「やってまった」といった、子ども時代からの鈴愛の口癖も健在だ。

 永野芽郁が全国的に注目を浴びたのは、2015年に公開された映画『俺物語!!』がきっかけではないだろうか。人気漫画の実写化でもともと注目度は高かったが、オーディションを勝ち抜いてヒロインの座を手にした永野は、みずみずしい演技と、そのかわいさで一躍話題になった。奇しくも、『俺物語!!』で主演を務めた鈴木亮平(35)は、今年、同じくNHKの看板である大河ドラマ西郷どん』で、主役を張るまでに成長。当時からのファンには、うれしい展開となっている。

高畑充希、有村架純に続けるか?

 とはいえ、今回『半分、青い。』に主演するまで、永野芽郁の名前を知らなかったという人も多いはず。しかし、その笑顔を見知っている人は多いと思う。永野はすでに有名テレビCMに出まくっており、16年には長澤まさみ(30)や、のん(24)らを輩出してきたカルピスウォーターのCMキャラクターに抜擢された。他にも積水ハウスやアルペンなど、美少女の起用が話題になる数々のCMに出演しているのだ。

 さらにUQモバイルのCMでは深田恭子(35)、多部未華子(29)との3姉妹を演じ、“あの三女は誰?”と、ネットも盛り上がった。すでにCMクイーンに向けて快調に飛ばしている印象があるが、今回の『半分、青い。』で評価が高まれば、さらに広告業界から引く手あまたになることは間違いなし。というのも、朝ドラヒロインは爽やかなイメージがあり、知名度も高くなるため、テレビCMと相性が良い。『とと姉ちゃん』の高畑充希(26)や『ひよっこ』の有村架純(25)といった先輩たちも、大手企業CMにガンガン起用されているのを見れば明らかだ。これに続き、永野芽郁が売れっ子CMタレントとして、トップに君臨する日も近いはず。『半分、青い。』が終わる頃、NHKではなく、今度は民放局の放送に永野芽郁の笑顔があふれる。そんな「ふぎょぎょ」な状態になることを、今から期待したい。(半澤則吉)

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