芦田愛菜
芦田愛菜

 4月16日放送の『池上彰と“女子会”』(TBS系)で、慶應義塾中等部に通う女優の芦田愛菜(13)の頭がいいワケが明らかになった。

 昨年10月に放送し、好評を博した番組の第2弾で、知の巨人・池上彰(67)がイマドキの女子たちのリアルな悩みにズバリ答えるというもので、芦田をはじめ、タレントの小倉優子(34)、辻希美(30)らが“女子会”ゲストとして登場。池上に聞きたいことを街頭の女性たちにインタビューし、そこから飛び出した赤裸々な疑問や質問が取り上げられた。

 主婦たちの「子どもに英語を小さい頃から勉強させたほうがいい?」という問いに対して池上は「無理して勉強させる必要はない」と回答。池上いわく、あまりに早すぎると、日本語も英語も結果的にどちらも中途半端になってしまう「ダブルリミテッド」が起こってしまうらしい。

 そこで、5歳と1歳の子を持つ小倉が、「英語を無理して習わなくていいなら、何を習えばいいんですか?」と質問すると、池上は「子どもに必要な勉強は『母国語』です」と即答。池上は「日本語がちゃんと話せないで物事を考えることができるんですか?」「国語力が低いと(文章題が理解できないので)数学などの成績にも影響してくる」と、国語の重要性を説いた。

 そこで、名門私立中学に通う芦田が注目されることに。池上が出演者たちの日本語力をチェックするために「美しい」という言葉と同じ意味を持つ言葉をできるだけ多く書けという問題を出すと、芦田はなんと1分間で6個も正解。「佳麗」「端整」など、聞きなれないような難しい単語も並んだ。スタジオ中が芦田に感心する中、3児の母である辻が「どうやったら愛菜ちゃんみたいに頭のいい子に育つんですか?」と質問すると、池上は「話はカンタン」と国語力アップの秘密を伝授した。

 池上が芦田に「こういう言葉はどうやって身につけたのですか?」とあえて聞くと、芦田は「本」と回答。なんと1か月に10〜15冊の本を読むという。好きな小説家は宮部みゆきだという芦田は、活字が好きで調味料の裏の文字などもつい読んでしまうらしい。そんな芦田はこだわりも相当強いようで、「本に折り目を絶対つけない」「帯は絶対取らない」「本を開いたまま裏返しにしない」「お風呂の中で読むのはありえない」など、自身の厳しい読書ルールを語った。

 ちなみに池上いわく、厚生労働省の調査で「子どもの読書量は親の読書量に比例する」ということが明らかになっており、父親が月に本を1冊読むか、月に12冊以上読むかで子どもがたくさん本を読む割合は、27.3%も差があることが分かった。

 また芦田は毎日、中高生新聞を読んでおり、池上は「新聞を読むと社会の仕組みが分かる」と付け加えた。今回明らかになった芦田愛菜の頭のいい理由。意外と身近なところに答えはあったようだ。

「芦田が名門私立中学に進学したのは、女優の仕事をしながらでも勉強はできることを自分の身をもって示して“子役はバカじゃない!”と証明したい気持ちもあったと言われています。めざすゴールは、あくまで女優のようですが、今後はその秀才ぶりを生かして、幅広い活躍が期待されますね」(女性誌ライター)

 成長をあたたかく見守りたいところ!

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