■東京オリンピックのキャスターも

 すでに有働は、4月5日から、BSプレミアムで6月放送開始予定の『世界プリンス・プリンセス物語』の取材で欧州に飛んでおり、取材活動をスタートさせている。さらに、5月12日にはBSプレミアム『100年インタビュー~松井秀喜~』への出演が決まっており、古巣での仕事が今後もズラリと控えている。「民放への流出を避けるため、NHKは有働さんと個人契約を結びたい意向だとも伝わってきます」(スポーツ紙記者)

 だが、民放各局が、それを指をくわえて見ているはずがない。是が非でも、彼女を自局の番組にと、水面下で激しい争奪戦を繰り広げるというのだ。事実、今から数年前、こんな話があったという。「会食の場で有働さんに会った日経新聞の社長が、同社が番組スポンサーを務めるテレビ東京の『WBS(ワールドビジネスサテライト)』の次期キャスターのオファーを直々に要請したことがあったそうです。ですが彼女は“私はまだNHKで頑張ります”と断ったといいます」(芸能記者)

 晴れてフリーになった今、テレ東サイドが自局の看板経済番組のメインキャスター就任を再アタックしても、なんら不思議はない。芸能プロ幹部は言う。「東京五輪も2年後に迫っていて、有働さんはスポーツ取材経験も十分。彼女を五輪キャスターにと目論む局もあるでしょう。日テレ、TBS、テレ朝、フジ、テレ東と全局が欲しがっているのは間違いないですよ」

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