■フジテレビの最後の頼み

 そんな中、特に尋常ならざる本気度で有働獲得に名乗りをあげるのではといわれているのが、昨今低迷を極めるフジテレビだという。「フジはこの数年、呪われたようにトラブルや不祥事が続いており、報道番組も長く続かない。フジ上層部は、抜本的な番組編成を組み直す覚悟で、有働さんを口説きにいくといわれています」(放送作家)

 フジの報道番組といえば、16年に夜の看板ニュース番組『ユアタイム』がスタートする直前に、司会に抜擢したショーンKに経歴詐称疑惑が発覚し、降板。17年には、秋元優里アナが“竹林不倫疑惑”で、BSフジ『LIVEプライムニュース』を降板。さらに、「この4月からは、夕方の新報道番組『プライムニュース イブニング』のメインキャスターに、公家を連想させるルックスから“NHKの麿”と呼ばれていた登坂淳一を起用し、視聴率回復へと攻勢をかけようとしていました。しかし、番組開始前に、またしても彼のセクハラ疑惑報道が出て、出演辞退となるドタバタがありました」(前出の芸能記者)

 さらにさらに――。4月12日発売の『週刊文春』が、登坂と同じく『プライムニュース イブニング』のメインキャスターに就任が決まっていた反町理氏のパワハラ&セクハラ疑惑と、加えて、その反町氏に代わって、BSフジの『LIVEプライムニュース』のメインキャスターに就任した松山俊行氏にも、女性問題が山積していることを報じた。「反町氏にはかねてから、そうした懸念があり、キャスター就任に反対する声もあったそう。それを最終的に押し切ったのは、17年に社長に就任した宮内正喜氏といわれています。早くも社長の進退問題に発展する可能性も、ゼロではないでしょう」(前出の放送作家)

 そんなフジとしては、ワラにもすがる思いで有働を見ているに違いない。「かつてテレ朝は久米宏を囲い込むのに、久米の所属事務所ごと抱え『ニュースステーション』の制作を任せ、年間70億円を支払っていた(そのうち、久米のギャラは5億円といわれる)。有働さんも、自分の信頼するスタッフを集めてもらえれば、フジでの新たな報道番組のキャスター就任を受けるかもしれない。今のご時世、70億円はありえないが、制作費を別にして、彼女の側近となるスタッフを含め、有働さんを年間10億円で引っ張ってきて、『ニュースステーション』のような報道番組が作れれば、大成功といわれているそうです」(前同)

 はたして所属先はどこになるのか、そして、どの局が彼女を獲得するのか。新天地での活躍が楽しみだ。

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