塙宣之(ナイツ)
塙宣之(ナイツ)

 ドラマ『警視庁・捜査一課長シーズン3』(テレビ朝日系)に、新レギュラーとしてナイツ塙宣之(40)が出演。ファンの間で「味がある」と、なかなかの好評のようだ。

 同作は、400名以上の精鋭刑事を統率する大岩純一捜査一課長(内藤剛志/62)が、被害者の無念を晴らすために奮闘するミステリードラマ。塙が演じる奥野は、もともと優秀な刑事だったが、妻の病死後に子育てのために一度現場を離れていた。第1話では運転担当刑事として10年ぶりに現場に復帰し、大岩から「ブランク」とあだ名をつけられた。

 4月19日に放送された第2話では、結婚式に参列していた女性の刺殺遺体の真相を解明することに。遺体の右手人差し指には緑色の塗料が塗られており、刑事の谷中(安達祐実/36)は「化粧品ではなさそうですね」とひと言。すると奥野は「これウェディングツリーじゃないですかね?」と語り、小山田管理官(金田明夫/63)から「相変わらず女子力高いな」と褒められていた。思わずニヤリとする奥野だが、口を挟み過ぎたのか“あっち行け”のジェスチャーをされてしまう場面も。

 警視庁の一室で捜査を進めるシーンでは、笹川刑事部長(本田博太郎/67)が、東京タワーを模したお菓子を差し入れ。笹川部長が「おい“スランプ”。捜査員全員分にこれ切り分けられるか?」と奥野のあだ名を間違えると、奥野は「自分で言うのもなんですが……“ブランク”です」と返していた。

 番組を見ていた視聴者は、豪華俳優陣とともに演技を繰り広げる塙に注目。ネット上では「棒読み気味だけど味があって好きだなぁ」「下手なんだけどそれがかわいい」「演技がしつこくなくて好き」「だんだん自然な演技になってきてる!」「素朴な雰囲気が見ていて落ち着く」「奥さん亡くなって一人で子ども育ててたとか、設定がいいな」といった好意的な感想が多数上がった。

「塙は『ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)で、自分の演技が友人に酷評されたなんて話をしていましたね。しかし、ネプチューン原田泰造(48)やドランクドラゴン塚地武雅(46)、チュートリアル徳井義実(43)など、俳優として大活躍する芸人は、数え切れないほどいます。塙も、今回の『捜査一課長』レギュラーをきっかけに、起用が増えるのではないでしょうか」(お笑いライター)

 独特な演技を披露する塙に、視聴者はくぎづけだったようだ。

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