吉田鋼太郎
吉田鋼太郎

 4月21日からテレビ朝日系の土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』がスタートした。田中圭(33)演じるサラリーマンが、吉田鋼太郎(59)演じる“ヒロイン”の上司と、林遣都(27)演じる後輩社員の2人から思いを寄せられるというこのドラマ。第1話は、吉田のかわいさが発揮されるシーンのオンパレードだった。

 天空不動産の営業部に勤務する春田創一(田中)は、ある日、乗車したバスで痴漢に間違えられてしまったところ、偶然乗り合わせていた営業部長の黒澤武蔵(吉田)に助けられる。しかし、バスが揺れたタイミングで黒澤のスマホが床に落ち、待ち受け画面がなぜか自分の写真になっていることを知る。さらに職場では、黒澤のPCに“spring”と名前のついた、春田の隠し撮り写真フォルダまで見つけてしまう。

 モヤモヤしていた春田は、黒澤に夜の埠頭公園に呼び出され、愛の告白をされる。ふだんは厳しい態度で仕事にはげみ、部下からの信頼も厚い黒澤。春田のことも職場では「おまえ」と呼ぶが、この日は大きなバラの花束を抱えて、「好きです! はるたんが……好きでーーーーす!」と顔を真っ赤にして絶叫。「本当は、ずっと自分の心の中だけにしまっておくつもりだった。でも、写真見たよね? 見たでしょ? はるたんの写真」「自分に嘘をつくのやめようと思ってさ!」と頭を下げて必死に想いを伝える。

 次の日、仕事で訪れた展示会場で、春日は倒れた看板から黒澤をかばい、病院に搬送。春日は無傷だったものの、黒澤は半べそ状態。「バカー! はるたんにもしものことがあったらああああ…………」「無事で良かった~」と、春日の胸に抱きつきつつ、声絶え絶えに心配するのだった。

 吉田鋼太郎がヒロインという異色のドラマ。どのような仕上がりになるか楽しみにしていたが、さすがベテラン俳優の力量といったところ。「かわいい見た目」とはかけ離れているはずが、黒澤が春田を「はるたん」と呼ぶ姿や、ふと手が重なる瞬間にみせる乙女の表情。さらに春田を心配して抱きついたときの涙は、乙女そのもの。病院で泣きながら心配する黒澤の頭を、春田が思わず撫でてしまうシーンもあったが、それもまったく不自然に感じなかったほど。

 視聴者からも「それにしても渋い吉田鋼太郎さんがかわいく見える不思議。まさにヒロイン。演技力ってすごいなぁ」「吉田鋼太郎さんのヒロイン(?)っぷりが素晴らしくてドキドキしちゃったぜ。なにあの演技力…すごい」といった、“かわいさ”への感想が多数上がっていた。

 腐女子を狙いに定めたドラマに思えたが、ところどころちりばめられたコミカル要素は、いろんな層にも受けそう。病院での春日と黒澤のやりとりを見ていた、林遣都演じる牧が、バスルームに忍び込み強引にキスをするという展開で幕を閉じた第1話ラスト。第2話ではいよいよ3人での愛のバトルが開始されるようで、楽しみすぎて目が離せない。

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