永野芽郁
永野芽郁

「大物女優の登竜門」といわれるNHK朝の連続テレビ小説、通称“朝ドラ”。爽やかな女優がドラマとともに成長していく姿を見守るのは、楽しいものだ。「初々しさにあふれた新人女優が、気がつくとスキャンダルまみれになったりしていることは珍しくない。まさに、一粒で何度もおいしいのが朝ドラ女優なんですよ」と言うのは、NHKの朝ドラファンを自認するエッセイストの下関マグロ氏。

■永野芽郁はCMでもおなじみ

 現在放送中の『半分、青い。』は、朝ドラ通算98作目となる。ヒロインを演じているのは永野芽郁(18)だ。子役でデビューした彼女は『ニコラ』『セブンティーン』などティーン誌のモデルも経験。『カルピスウォーター』や『UQモバイル』のCMでもおなじみだ。「ドラマに登場するのは2週目からになりますが、朝ドラヒロインらしい清純さと爽やかさを兼ね備えている彼女は、関係者の評価も高く、ブレイクの予感しきりです」(テレビ誌記者)

 朝ドラ主演をきっかけに大きく羽ばたいた女優は数多い。21世紀になって最初のNHK朝ドラ『ちゅらさん』(01年春)でヒロインを演じた国仲涼子(38)も、その一人だ。国仲扮する沖縄出身の主人公がナースになり、人間としても成長していく姿を描いたこの作品は、07年の『ちゅらさん4』まで続く大ヒット作となった。「色が白くてかわらしい国仲は『ちゅらさん』で国民的なヒロインになりました。ボク自身、NHK朝ドラ史上で一番好きな作品です」と、前出の下関氏が言う。連ドラで共演した年下のイケメン俳優・向井理と14年に結婚し、現在、第二子を妊娠して産休中。女優として、女として見事な着地をしたと言えそうだ。

■石原さとみはいろいろな意味で優等生

 そして『てるてる家族』(03年秋)の石原さとみ(31)も忘れてはいけない。作家で作詞家のなかにし礼氏の妻をモデルにしたヒロインを熱演した石原だが、当時の彼女は、まだ現役の女子高生だった。「演技力には定評がありましたが、どこか垢抜けない優等生タイプの女優でしたね。そんな彼女が、これほど色っぽい女優に成長するとは正直、予想もつきませんでした」(夕刊紙記者)

 芸能評論家の平林雄一氏は、こう振り返る。「最初に噂になった男はマネージャー。自転車2人乗りデートが発覚したんです。マネージャーにあるまじき行為ということで彼は上司にボコボコにされて異動、退社したとか。その後の石原はカメラマンらと浮き名を流し、最近まで山下智久と熱愛関係だった」 これからもますます目が離せない。

『純情きらり』(06年春)でヒロインを演じた宮崎あおい(32)は、オーディションなしで主演に抜擢された女優の一人だ。「NHKはすでに、この時点で08年の大河ドラマ『篤姫』のヒロインに宮崎を起用することを決めていたそうですからね」(芸能記者)

 子役からの叩き上げで、演技派の大物女優に成長した宮崎だったが、07年に結婚した高岡蒼佑(現・奏輔)と11年に離婚。その間、映画2本で共演したV6の岡田准一との不倫が報じられたこともあり、「純情きらりどころか、“劣情ぎらり”と揶揄されたことも(笑)」(女性誌記者) その岡田と昨年12月に入籍。けじめをつけたことで人気再浮上を狙いたい宮崎だが、はたして……!?

『おひさま』(11年春)でヒロインの小学校教師を演じた井上真央(31)も、15年の大河ドラマ『花燃ゆ』に主演。朝ドラと大河W主演の勲章を手にしている。子役からスタートし、『キッズ・ウォー』(TBS系)シリーズというヒット作にも恵まれた彼女の女優人生は順風満帆と言えるが、「連ドラ『花より男子』(TBS系)での共演をきっかけに熱愛が報じられた松本潤と、セクシー女優・葵つかさの交際が昨年発覚したことで暗転。“男を寝取られた女優”という負のイメージは、井上にとって迷惑千万ですからね」(芸能記者)

 そんなこんなで、最近の井上はやや元気がないようにも見える。「どうも最近の彼女はストレスがたまっている印象。松潤とのダラダラした関係は清算したほうがいいのでは?」(前出の平林氏)

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