■『あまちゃん』でブレイクした能年玲奈改め、のん

 ここ数年の朝ドラは視聴率も好調だが、その起爆剤になったのが『あまちゃん』(13年春)であることは間違いない。海女からアイドルになるヒロインを演じた能年玲奈改め、のん(24)は一躍、国民的な人気者になったが、15年に発生した所属事務所とのトラブルが原因で、活動停止を余儀なくされたのはご存じの通り。ティーン向けファッション誌『ニコラ』のオーディションでグランプリに輝き、芸能界入りした彼女。天然系で不思議ちゃんなキャラも人気を博していただけに、16年7月に独立して、“のん”名義で活動を再開するまでの空白期間が惜しまれる。「それでも潰されずに存在感を発揮しているのは、彼女の底力でしょう。16年11月にはアニメ映画『この世界の片隅に』のヒロイン・すずの声優を彼女が担当して絶賛されたし、今夏に予定される同作品の連ドラ化では、出演待望論が巻き起こっています」(テレビ誌記者) 芸能活動が軌道に乗れば、浮いた話が聞こえてくる可能性もありそうだ。

 14年以降の朝ドラは今を時めく人気女優のオンパレードだ。小説『赤毛のアン』の翻訳者の半生を描いた『花子とアン』(14年春)で、全国区の人気者になったのは吉高由里子(29)。奔放な言動と恋愛遍歴で知られる彼女は08年公開の映画『蛇にピアス』でベッドシーンに挑んだ経験がある。従来の清純派朝ドラ女優とは毛色の異なる個性派女優の吉高を、お茶の間は温かく迎え入れた。「一時はミュージシャン系の男とばかりつきあってましたが、ここ1年は関ジャニ∞大倉忠義にぞっこん。熱愛が報じられた後も、2人は一緒にバリ島旅行に出かける大胆さです」(夕刊紙記者) 男出入りは派手でも仕事のオファーが絶えないのは、確かな演技力と酒好きで下ネタが大好きな吉高の愛されキャラゆえだろう。

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