池上彰「男女の友情は成立しない」、セクハラの原因は“感情のギャップ”?の画像
※画像はTBS系『池上彰と“女子会”』番組公式サイトより

 4月23日放送の『池上彰と“女子会”』(TBS系)で、「男女の友情は成立するか?」という議題を池上彰(67)が一刀両断する場面があった。

 街頭調査で、一般女性の67%が「成立する」、33%が「成立しない」と答えたこの話題。ゲスト出演したホラン千秋(29)が「大人になってから知り合った男性との友情成立は難しい」と力説すると、藤田ニコル(20)は「逆に30~40代以上の男女の友情はある」と反論。それを受けて、瑛茉ジャスミン(23)は「それもない」とバッサリと言い放ち、6年間も友人関係だった男性から、ある日思わぬ告白を受けたことがあると明かした。

 さらに、いとうあさこ(47)が「男友達は多いけど、やっぱり女友達とは違う何かがある」と発言し、休む間もなくスタジオ内の議論が白熱する中、池上は「男女の友情は成立しません」と言い切った。

 脳科学の観点から解説できるという池上いわく、「男子も女子も異性と一緒にいるときは、たとえ友達だと思っていても恋愛対象として見ているときと(脳の)同じ領域が反応する」らしい。これに対してホランが「“絶対ないな”という人に対しても反応する?」と聞くと「(そういう)研究結果がある」とうなずいた。

 また、心理学の観点でも驚きの研究結果があるという。池上は男女の友情は男側が原因で成立が難しいと説明。アメリカの研究結果によると、女性より男性のほうが異性の友達にひかれる可能性が高いそうで、スタジオ中から「これは分かる」「あー!」と納得の声が上がった。女性に誘われただけで“あいつ俺に気があるんじゃないか”と思いがちな心理が男性にはあると説明する池上に、進行役の陣内智則(44)も「男は思っちゃいますね」と本音をこぼした。

 街中の「異性の友達に異性としての魅力を感じたことがある?」というアンケートでも、YESは女子31%に対し、男子はなんと73%。池上は「女性が“友達だから”と気軽に誘うと、男性側は“向こうもその気があった”と思う。それに対し女性は“そんなつもりじゃなかった”とはねのける」と解説し、この「男性の勘違い」や「男女のギャップ」がセクハラなどの社会問題に発展すると池上は説明。

 これは日本でも話題の“MeToo運動”(#MeToo(私も)を合言葉に、米ハリウッドから広がった性暴力やセクハラを告発する動き)にもつながり、告発された加害者男性にも、必ずしも悪意があったとは限らず、「女性が自分に好意を持っている」という勘違いや、うぬぼれが招くケースもあるということだ。

 池上が「男性と女性ではギャップがある。そこにいろいろなトラブルが起こりうる」と締めると、いとうは「池上さんと、こんな恋愛話になるとは……」と貴重な機会に感動していた。

 今回も繰り広げられた“女子会”に、ネットでも「池上さんはなんでも知ってる」「いつも正論をくれる」「“女子会”、面白い!」と好感触。テーマが身近なだけに、若い女子にもとっつきやすいのだろう。4月16日と合わせて2回の放送となった同番組。どんな質問にもすぐ答えてくれる池上に頼りたい、迷える女子はまだまだいそうだ。

※画像はTBS系『池上彰と“女子会”』番組公式サイトより

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