■稀代のホームランアーチスト

 続いて、近鉄などで活躍した金村義明氏の口から飛び出したのは、通算189安打の選手だった。「僕がすごいと思ったのはジャンボ仲根(仲根正広)さんですね。とにかく、あの飛距離には驚かされました。とてつもない距離を飛ばしてましたからね。ただ、それは練習のときの話で、試合になると、練習のときほどは飛んでいませんでしたが。あれは、僕が見た中でトップですよ」

 試合では発揮はされなかったものの、そのパワーは、間違いなく超プロ野球級だったようだ。前出の高橋氏も、同様の理由で稀代のホームランアーチストを推す。「門田(博光)さんは、とにかく飛ばしていた。背は大きくないのに、長くて重いバットをブンブン振り回して。それを40歳超えてもやってたから、すごい。ブーマーとかブライアントとかいたけど、年齢を考えたら超プロ級ですよ」

■アレックス・ロドリゲスやケン・グリフィー・ジュニアはとんでもない

 最後は、日本球界を経由せずにメジャーリーガーとなり、03〜04年に日本球界でもプレーをしたマック鈴木氏に「日本で、すごかった選手はいたか」と聞くと、「日本では、すごいと思った選手はいませんでしたね」という答えが帰ってきた。その真意とは――。「いろんな選手を見てきましたから。アレックス・ロドリゲスとは一瞬だけ2A時代にルームメイトでした。彼が2Aに上がってきて、いきなり1打席目にセンターにホームランを打ったんです。すると1週間後にメジャー昇格。当時の打撃コーチが、巨人にいたヘンリー・コトーだったんですが、“教えることは何もない”って言ってましたから。他にもオフにゴルフとバスケしかしなくて、バットを触らないケン・グリフィー・ジュニアとか、とんでもない奴らばかりでしたよ。大谷君も今頃、レベルの高さを感じているんじゃないですか」

 こうした超メジャー級たちをなぎ倒していく“超プロ野球級選手”が、次々と現れてほしいものだ。

あわせて読む:
・浜田雅功「おまえが偉いんちゃう」長嶋一茂に説教
・竹内結子、驚異の“飲みっぷり”に 「意外だけどカッコイイ!」
・巨人軍次期監督「本命はあの大エース」?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4