巨人軍次期監督「本命はあの大エース」?

 悩める盟主に迫る“決断の時”。綺羅星のごとき選手やOBの中に伝統の次なる守護者はいるのか!? 本誌だけがつかんだ球界裏情報!

 プロ野球の開幕から約1か月半。そんな中でも、なかなか悩みが深いのが巨人だ。「もし、今年もBクラスに終わった場合、高橋由伸監督の進退問題が取り沙汰されることは必至です。何しろ今年は契約最終年。常勝を至上命題とする巨人にとって、同一監督での2年連続Bクラスなど、前代未聞ですからね」(巨人担当記者)

 当然、そうした事態になれば、由伸監督も自ら「進退伺い」を球団に提出することになるとみられる。もちろん、巨人が苦戦する原因は由伸采配のみにあるわけではなく、チーム強化を担当する編成部門の「補強の失敗」によるところが大きいのだが、球団が、そのまま進退伺を受理する可能性が高い。「そういう事態に備え、巨人軍としては、由伸監督に代わる次の監督の準備をしておかねばなりません」(スポーツ紙デスク)

 では、具体的に来季以降の巨人軍の指揮を執っていくことになるのは、誰なのだろうか。

■松井秀喜監督は長嶋茂雄の夢

「“ポスト由伸”というよりも、由伸監督の就任以前から次期監督の本命ナンバー1と言われ続けているのが、松井秀喜ヤンキースGM特別アドバイザー。読売首脳部はいまだに彼の監督就任を切望しており、彼が首を縦に振りさえすれば、話はすんなり決まるはずです」(前同)

 実は今も、読売の系列紙の記者らがメジャーの取材で渡米した折には松井氏の動向をマークさせるなど、巨人は“わずかな可能性”に備えた準備を進めている。「松井さんは帰国すると、必ず長嶋茂雄終身名誉監督と会食します。その場で長嶋さんは“早く日本に帰ってこい”と言い続けているんです。“巨人の監督はお前しかいない”と」(同)

「松井監督は俺の夢」と公言するミスターの思いは十分、松井氏に伝わっているし、巨人も「いつまでも待っている」というスタンスを変えてはいない。しかし、もしも同氏に、その気があるならば、由伸監督の就任が決定した3年前に決まっていたはず。「キャンプの臨時コーチも年ごとに引き受けたり引き受けなかったりするあたり、まだ腰が定まっていない印象。今のところは巨人どころか日本に帰ってくる気もない、というのが本音では」(前出の巨人担当記者)という憶測が日に日に強まってきている。その場合、ほかに誰が巨人の監督に就くのか。

■原辰徳前監督の返り咲きも

 まず、最も可能性が高いと思われるのが、原辰徳前監督の返り咲き。在任12年でリーグ優勝7回、日本一3回に輝いた手腕を考えると現実的な選択ではあるが、実はネックもある。「原さんには、2012年の『週刊文春』で反社会勢力の人物に1億円払ったと報じられたことが、裁判所で事実だと認定されてしまっている弱みがあります。“あの問題は終わった”という人もいますが、コンプライアンスに厳しい読売新聞本社の山口寿一社長は、許さないでしょう」(前出のスポーツ紙デスク)

 もう一人、巨人軍からのオファーが常々ささやかれているのが、巨人軍OBでもある中畑清前DeNA監督といわれている。だが、中畑氏の場合も、かつてのある出来事が大きな障害となっており、実現性は低いというのだ。「2004年オフ、堀内監督の時代に、球団は中畑さんに“将来の監督”含みで助監督就任を要請しましたが、これを中畑さんは固辞してしまったんです」(前同)

 これには、巨人軍のドン・渡邉恒雄氏が激怒。中畑氏が巨人の指揮官になる道は閉ざされてしまった。「一説には、そのときの遺恨は、10年に中畑さんが『たちあがれ日本』から出馬(落選)したことで消滅したとも言われています。ただ、ナベツネさんの心証は、いまだに監督就任を承認するところまでは軟化していないようですね」(民放局スポーツ担当記者)

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