5月7日、月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の第5話が放送。同ドラマの“セルフパロディ”が登場し、大きな話題となったようだ。
このドラマは、ダー子(長澤まさみ/30)たち詐欺師集団が、悪徳な資産家たちから大金をだまし取っていく物語。第5話でダー子たちのターゲットになったのは、野々宮総合病院の理事長である野々宮ナンシー(かたせ梨乃/61)だった。
野々宮理事長は、腕利きの医師を薄給でこき使ったうえ、その医師が病院を離れようとすると医療過誤をでっち上げて、医学界から追放するという悪事を行っていた。そこでダー子の詐欺師仲間であるボクちゃん(東出昌大/30)が身分を偽り、後任の医師として理事長の面接を受けることに。
このとき、ボクちゃんが面接を受けた部屋には絵画が飾られていたが、実はこの絵画は第3話にも登場したもの。第3話でダー子は、ターゲットの美術評論家をだますため、オランダ人画家のヨハネス・フェルメールの名画『真珠の耳飾りの少女』のヘタクソすぎる贋作を描いていた。その絵が飾られていたのだ。
そんなダー子の描いたヘタな絵が、まったく別のエピソードで登場したことに、視聴者は騒然。ネットには「この理事長、オークションで偽フェルメールを落札したのか」「背景の偽フェルメールが破壊力ありすぎて、話が入ってこない」「あんなヘタクソな絵が丁重に額縁に入れて飾ってあるの、面白すぎる」「もはやダー子のフェルメールしか目に入らないし、いくらで購入したのか気になってしかたない」など、大きな反響が上がっていた。
「同ドラマの脚本は、『リーガルハイ』(フジテレビ系)や、映画『エイプリルフールズ』など、コメディ要素の強い作品に定評のある古沢良太氏が担当しています。『リーガルハイ』では、金田一耕助シリーズの『犬神家の一族』や『半沢直樹』(TBS系)のパロディ要素も取り入れて、話題となっていましたね」(テレビ誌ライター)――細部まで見逃せない!