千原ジュニア(千原兄弟)
千原ジュニア(千原兄弟)

 5月6日深夜放送の『にけつッ!!』(日本テレビ系)に『R-1ぐらんぷり2018』で優勝した、漫談家の濱田祐太郎(28)が特別ゲストとして出演。吉本興業の養成所に入学したときのエピソードなどを披露し、MCの千原ジュニア(44)とケンドーコバヤシ(45)を驚かせた。

 濱田は生まれつき全盲に近い弱視で、左目は見えず、右目は明るさを確認できる程度。初めて会うコバヤシがどんな姿をしているか分からないため、コバヤシが自身のことを「かわいらしい熊さんみたい」とたとえて言ったのだが、濱田は「勝手な声の感じですけど、絶対かわいらしい熊ではないと思う」と断言し、スタジオの笑いを誘った。

 ジュニアが「耳だけで一番オモロイの誰なの?」と、しゃべりを聞いているだけで面白い芸人は誰かと質問。これに濱田は「しゃべくり漫才が好きなので、サンドウィッチマンさん。大阪でいうと矢野・兵藤さん」と2組のコンビ名を挙げ、小学生のときにビッキーズやハリガネロックの漫才にハマって、お笑いをやりたいと思ったと明かした。

 一方、動きのある一発ギャグは全然知らないそうで、ジュニアがダンディ坂野(51)の「ゲッツ!」をやってみるようムチャぶりすると、濱田は何かを獲得したかのように、胸元でグッと拳を握りしめるという、頭の中で想像していた「ゲッツ!」を披露。すると、コバヤシが「正しくは絶対コッチですよね。ゲットしてるんやから」とフォローした。

 また、濱田が吉本興業の養成所、NSC(吉本総合芸能学院)に入ったときのことについて、ジュニアが「“サポートできないんで”って、断る事務所もあるやろし。入れたヤツがここ10、20年で一番のファインプレーやで」と、濱田を入れた吉本の社員を称賛。すると、濱田は面接の担当者の反応は「やるんやったらやってもエエけど、どうなるか分からへんで」というもので、NSCにすら入学できそうにない感じだったと振り返った。

 さらに、濱田は後日聞いた話として、その担当者が濱田の母親に電話して、母親が少しでも吉本に入ることを心配していたら、落とそうと思っていたと明かした。しかし、母親は「本人のやりたいことをやらせてあげたいんで」と担当者に伝え、「じゃあ、一回入れてみようか」という流れになったそうで、ジュニアは「吉本の話とは思えないね」と驚いていた。

「コバヤシが“かわいらしい熊さん”ではないと、声で感じ取った濱田ですが、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ(27)のことも、前より太ったと的中させたそうです。声でだいたいのことが分かってしまうんですね」(お笑いライター)――新しいネタになる?

あわせて読む:
・『女芸人No.1決定戦 THE W』、爆笑問題・田中裕二の苦言に共感集まる