中谷美紀
中谷美紀

 玉木宏(38)が“ヘタレ”な不倫夫を演じるドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)。第4話で、妻の佐藤真弓(中谷美紀/42)が夫の秀明(玉木)に対して毒づいたセリフが視聴者の間で話題を集めたようだ。

 秀明と茄子田綾子(木村多江/47)との不倫関係が、ついに真弓にバレてしまった前回の第3話。第4話で、秀明は妻の信頼を取り戻すべく、綾子に直接会って別れを切り出すことになった。

 秀明は真弓の前で綾子に電話をかけ、翌日に駅前の喫茶店で会う約束を取りつける。真弓はこっそりと秀明を尾行し、本当に別れるのか現場を観察することに。待ち合わせの喫茶店に着いた秀明だったが、綾子はそこにおらず、初めて二人が体を重ねたホテルの中庭に呼び出される。そこで綾子は、手作りのトルティーヤセットを広げてピクニック気分で秀明を待っていた。

 秀明はうまくトルティーヤを巻けずにエビをこぼしてしまい、綾子に「入れすぎ、もう不器用なんだから」と微笑まれ、デートのような雰囲気に。しかし、綾子は空気を察し、「ごめんね、今日。こんなわがまま……」「ここで会いたかったの、どうしても」と、初めて二人が体を交わしたホテルを待ち合わせ場所に指定した意味を明かし、「何かあったんでしょ?」と秀明を促す。秀明が謝りながら別れを切り出すと、綾子は「私、幸せでした。あなたといた時間が一瞬だけでも」と秀明に感謝を伝え、二人は名残おしそうに別れていった。

 マーラーの交響曲第5番をBGMに、ロマンチックに不倫を終わらせた秀明だったが、これを遠巻きに見ていた真弓は、心の中で「映画のラストシーンかよ!」「マディソンなんちゃらの橋かよ」「なに美しい思い出みたいにしちゃってんだよ!」とツッコミ。「私は二人を引き裂いた悪役!?」と、不満をあらわにし、友人を呼び出して愚痴を吐いたのだった。

「ドロドロの不倫ドラマですが、少しヘタレな夫と、ガサツな妻という構図が、今作をコメディタッチにさせていますね。現場でも秀明のキャラは人気らしく、公式サイトのレポートでも、このシーンについて“クスクス笑い声が起きていた”と報告が上がっていました」(テレビ誌ライター)

 真弓の「マディソンなんちゃらの橋かよ!」というツッコミは視聴者にも好評で、「真弓さんナイスツッコミ!」「映画のラストシーンって自分も思った」「映画かよって思ったら先に言われたわ」「きちんとダメ出しされる玉木宏が面白い」といった感想を集めた。

 5月11日放送の第5話では、茄子田綾子の夫である茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア/47)に不倫がバレてしまう。真弓がどう切り抜けるか、見ものだ。

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