香川照之
香川照之

 5月10日、池井戸潤氏の小説『七つの会議』(集英社)が、2019年に実写映画化されることが発表された。同時に主要キャストが明かされたが、その濃すぎるメンツが話題を呼んでいる。

 同作は、TBS系でドラマ化された『半沢直樹』や『陸王』の原作者としても知られる、池井戸氏の同名小説が原作。監督を務めるのは、前述の『半沢直樹』『陸王』など、多数の池井戸作品を手がけてきた福澤克雄氏だ。

 そして主人公の“ぐうたらサラリーマン”八角民夫役は、能楽師の野村萬斎(52)が務め、香川照之(52)、及川光博(48)、片岡愛之助(46)、音尾琢真(42)、立川談春(51)、北大路欣也(75)といった、池井戸作品ではおなじみの豪華メンバーが脇を固める。

 野村は、今回の主演について、「ようやくめぐり合えた池井戸作品。そして、福澤監督とのお仕事に心から喜びを感じています」と、映画の公式サイトにコメント。さらに「私自身、初のサラリーマン役。それでいて、八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」と、自身初となる役どころへの意気込みをつづった。

 また、『半沢直樹』の大和田常務役で高い評価を受けた香川は、「池井戸潤・福澤克雄の両巨頭が組む作品カラーはすでに国内に幅広く浸透している」「私に求められる役割はほぼ確定している」とコメント。そして「主演の野村萬斎という鬼才と福澤との融解、あるいは彼と池井戸ラインとの化学反応こそは、私が現場で土下座してでも盗み見たい最大の焦点」と、『半沢直樹』で香川の代名詞ともなった“土下座”というフレーズを使いつつ、主役の野村への期待感を表現した。

 そんな『七つの会議』のキャスティングは、早くも大きな反響を呼んでいるようだ。ネットには、「キャストが安定の池井戸作品の常連さんなのがウケる」「パッと見、半沢直樹メンバーじゃん」「また香川さんがいるね!」と、過去の池井戸作品の出演者が多いことを指摘する意見が続出。また、「なんかメンツが濃すぎじゃね?」「実に濃いキャスティングだな」など、これまで個性的なキャラクターを演じてきたキャストがそろったことに、期待を寄せるコメントも目立っていた。

「主演の野村萬斎以外、今回発表された出演者は、過去に池井戸作品に出演したことのあるメンバーばかりです。香川、及川、片岡、北大路は『半沢直樹』に出演。音尾は『陸王』、立川はドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)と『下町ロケット』(TBS系)に出演していました。池井戸作品で実績十分のキャストたちと、初出演の野村の組み合わせがどう影響するのか、確かに楽しみですね」(芸能誌ライター)――2019年の公開が待ち遠しい!

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