綾野剛
綾野剛

 真山仁氏の大ヒット小説『ハゲタカ』(講談社)が、綾野剛(36)主演で実写ドラマ化され、7月からテレビ朝日系で放送されることが明らかになった。同作品のファンの間では、期待と不安の声が入り混じっている。

『ハゲタカ』は、作家の真山仁氏による経済小説で、累計230万部を記録した人気作品。2007年にはNHKで実写ドラマ化され、イタリア放送協会主催の「第59回イタリア賞」ドラマシリーズ番組部門賞をはじめ、数多くの賞を受賞した。

 そんな人気作品を、今回テレビ朝日が再ドラマ化することを発表。監督には『相棒』シリーズを長年手がけた和泉聖治氏を迎え、脚本には『任侠ヘルパー』(フジテレビ系)や、『S-最後の警官-』(TBS系)などを担当した古家和尚氏が起用された。

 主人公の鷲津政彦役は、綾野が務める。同局の連続ドラマ初主演となる綾野は、「過去最大の難関に立ち向かおうとしています。一筋縄ではいかないハゲタカに挑むのですから」「チームハゲタカは和泉聖治監督、スタッフ、キャストと共に挑戦し続け“現状維持は後退である”を信念に、最後まで攻めの姿勢で戦い抜きます」と、公式サイトに意気込みを語った。

 また、原作者の真山氏も「『ハゲタカ』の登場人物たちは、日本人の誇りの復活を叫び、希望を追い求めた。その葛藤の記録が、映像化される。それは、平成時代を締めくくるための必然なのだ」とコメントを残している。

 今回の発表を受け、ドラマが好調なテレビ朝日による再ドラマ化、そして綾野剛がダークヒーローを演じることに期待を寄せる人が続出。ネットには「ハゲタカの再ドラマ化楽しみすぎる」「ひさびさに日本のドラマを見ることになりそう」「綾野剛のハゲタカ、楽しみだな。視聴決定」といった反応が多数上がっていた。

 しかしその一方、NHK版『ハゲタカ』のファンからは不安の声も。「NHK版が面白かっただけに不安が残る」「NHKは完成度高かったから、作り直されるのは心配だ」「NHK版が私の中では神なので、何かビミョーです」といった意見が少なからず見受けられた。

「2007年にNHKで放送されたドラマ『ハゲタカ』では、主役の鷲津政彦役を大森南朋(46)が熱演。脚本は、『医龍』(フジテレビ系)や『コード・ブルー』(フジテレビ系)といったヒットドラマを多数手がけた林宏司氏が担当していました。NHK版は、国内外で人気を博し、2009年にはNHKの連続ドラマとして初となる映画化も実現しています」(芸能誌ライター)――テレビ朝日版にも期待!

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